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【No.16】You have to say what you want.– あなたはどうしたいの?

Pexels / Pixabay

You have to say what you want.  あなたはどうしたいの?

本日の動画は、西側に亡命したバレエダンサー、ルドルフ・ヌレエフの伝記映画『ホワイト・クロウ〜伝説のダンサー』の予告編です。

この問いかけに対して、ヌレエフはなんと答えているでしょうか。
“I want to be free.”
「自由になりたい」でした。

直訳すると「あなたはほしいものを言わなければならない」。
亡命するかどうかの瀬戸際ですから、相手の確かな意志を確認する“必要”があります。
だから“you have to say〜”。

「〜しなければならない」と言うとき、“must”と“have to”を習います。
“must”は強いので、相手に向かっては“have to”を使うのが普通です。
マドンナの楽曲(ミュージカル映画『エビータ』で歌われるマドンナのために書かれた曲、オスカーの最優秀主題歌賞を受賞)に“You must love me”があります。
彼女の歌の中でも屈指の名バラードですが、エビータが余命いくばくもない状況で歌われるから悲しみがより深く伝わります。
歌のなかで「自分が死ぬ」とは歌いません。
「あなたが消えてしまうのが怖い(Frightened you’ll slip away)」と歌うんですね。
だからこの“must”は、表現こそ上から目線ですが、感情的には“乞い願う”状況なわけです。

エビータの地元、ブエノスアイレスでおこなわれた“Sticky & Sweet”Tour”からのライブがこちら。
観客の熱狂ぶりが伝わります。
メドレーは同じく『エビータ』から“Don’t Cry for Me Argentina(アルゼンチンよ、泣かないで)”、ライブの白眉です。

というわけで予告編に戻りますが。
日本語字幕ではさらっと「あなたはどうしたいの?」になっていますが、「言わんかい、コラ!」くらいの勢いなんですね。
相手に本当のことを言ってほしいときには、このくらい強く迫るべきでしょうし、誰かにこう言われたら観念して本音を言いましょう、相手は本気です。

英語版の予告編動画はこちら。
フランス語やロシア語の部分には英語字幕が入っています。

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