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パーソナルカラー以外の色を着てもいいの?

パーソナルカラー分析やコンサルなどで、SPRINGやAUTUMNのお客さまから、「黒を着たいんです」とよく言われます。
一方、WINTERやSUMMERのお客さまからは、「ベージュを着たいんです」と…

黒やベージュでカシミアやファーのコートをお持ちだったりすると、おいそれと断捨離する気になれませんね、わかります。  

パーソナルカラー理論だと、SPRINGやAUTUMNの色グループに黒はありません。
WINTERやSUMMERの色グループには、“典型的な”ベージュがありません。

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とはいえ黒やベージュは定番色として根強い人気があります。
また、ここ数シーズンはトレンチコートが人気ということもあり、WINTERのわたしもベージュのコートを買ってしまいました。

黒のトレンチも持っているのですが、バーバリーに代表されるメンズライクなカッコよさは、由来である「塹壕」の土を感じるベージュならではの魅力です。
着てみたいけど、パーソナルカラーがWINTERやSUMMERであることを理由に、ベージュのトレンチの購入を躊躇する方が何人かいらしたので、「苦手色を克服する」をテーマにエントリを2本書きました。
 

苦手な色の克服法(1)〜WINTERの人

苦手な色の克服法(2)〜SUMMERの人

  わたしもカラー分析をおこなっているので、ほんとうによくこの質問を受けます↓。  

「パーソナルカラー以外の色は、着てはいけないのでしょうか」


もちろんそんなことはありません。 これについても、以前、エントリを書いています。  

似合わない色は、着ないほうがいいの?


今回は、ちょっと角度を変えて、自分のシーズンタイプ(色グループ)以外の色を着ていい理由について説明します。
この仕事をしていると必ず聞かれるので、ご自分なりの回答のしかたを考える参考にしてくださいね。
理由は3つあります。  

好きな色をより素敵に着こなすために

ひとつは、人間は自由だからです。
誰だって好きな色を好きに着ていいんです。

とはいえ、好きな色が似合う色とは限らないのもまた事実
おなじ着るなら素敵に着こなしたい。

好きな色が似合う色でない場合は工夫して着ればいいだけです。
そのためにお客さまは、あなたのアドバイスを頼りにされているんです。  

パーソナルカラーは提案のひとつ

もうひとつは、パーソナルカラー理論は、たくさんある色彩調和論のひとつに過ぎないからです。

パーソナルカラー理論にはあてはまらないけれど、美しい配色方法はたくさんあります。
パーソナルカラーがすべてではありません。

パーソナルカラーを理解したうえで、お客さまにとって、もっとも望ましい提案をおこなうのがプロの仕事です。


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限られた選択肢でも最大の効果

最後に身もフタもないけれど、現実的な事情です。

そもそもお店に並んでいる洋服は、パーソナルカラーが考慮されていません。
お店に並ぶのは、“売れる色”です。

たとえば、SUMMERの人に似合いやすいパステル系は春や初夏などの一時期以外は、なかなか出まわりません。
一方でニュートラルカラーと呼ばれる黒、白、茶、ネイビー、グレー、ベージュは、季節や年度を問わず、比較的入手しやすいですよね。

これらは流行にとらわれず、つねに需要があります。  

それは、ニュートラルカラーはビジネスウェアの色でもあるからです。
ヴァイオレットやコーラルピンクは美しくて、SPRINGの人を魅力的に輝かせますが、個人事業主やフリーランスならともかく、この色のスーツやセットアップでキャリアアップできる業種は、とてもとても限られています。  

似合う色を知っていても、お店で売られていなければ、あるもののなかから選ぶしかありません。
似合う色を選ぶのではなく、入手できる色を自分に似合うように着る必要があるわけです。
 

主役は色や理論ではなく、「着るひと」

90年代初頭、わたしが初めてパーソナルカラーについて学んだ頃、自分のシーズン(色グループ)ではない色の洋服を着て出席したら、服を着替えるように言う先生もいました。
理論に忠実なのは実践家として結構なことですが、幅広く深く色彩について学ぶと、「似合う色しか着てはいけない」という発想は、結果的にパーソナルカラーはもちろん、色彩の世界の豊かさ、すばらしさからお客さまを遠ざけてしまいます。

日本人はもともと生真面目な人が多いので、「それしか着てはいけない」と思い込んでしまわない、アドバイスの仕方が必要です。  


markusspiske / Pixabay
とはいえ、カラー分析を受けるお客さまは「なにを着ればいいか」知りたいわけです。  

パーソナルカラーは、色を選ぶ優先順位をつけるために活用していただきましょう。
主役はお客さま。
理論にあてはめるのはナンセンス!

わたしはお客さまに、このようにお伝えしています。  

「どんな色も、あなたらしく着こなすために、パーソナルカラーを活用してくださいね」
 

…ではどんなふうに着ればいいか。
次回はパーソナルカラー理論をベースにしつつ、色グループにとらわれない配色を考えるコツについて説明します。  

本日もアドバンストな一日を。

 

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