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くそったれ!〜『いだてん〜東京オリムピック噺〜』第21回 櫻の園

画像キャプチャ:NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』公式サイト


大河ドラマ『いだてん』ブログをお送りしています。

第21回、日本に帰国した金栗四三はドイツで目にした女子スポーツに刺激され、教師としての赴任先として女学校を希望します。
そこには三島家で女中をしていたシマが教鞭をとっていた東京府立第二高等女学校でした。


<あらすじ>
1920年、アントワープオリンピックでメダルを逃した四三(中村勘九郎)は失意の内にヨーロッパを旅し、第1次世界大戦の傷跡が生々しいベルリンを訪れていた。そこで四三が目にしたのは戦災に負けずにたくましくスポーツを楽しむ女性たちだった。その姿に大いに刺激を受ける四三。帰国するとスヤ(綾瀬はるか)から引退して熊本に帰るよう頼まれるが、その胸には日本に女子スポーツを根付かせるという固い決意が生まれていた。 (NHK公式サイトより)

 

四三にとって「ばっ!」とやればよかった男子と違い、女子の指導はなかなか一筋縄ではいかないようです。

スポーツというと、今回、四三も授業で話したように、健康な肉体づくりに役立つ!と思いますよね。
もちろんそうなんですが、じつは心にも効く。

体を動かすと、気分もさっぱりします。
運動経験のある人なら異論はないでしょう。

理屈をこねればこねるほど女学生の気持ちは離れていきますが、実際に槍投げをするとその爽快感で心のタガが外れます。
さらに飛距離が出ると、燃える。

その距離が仲間を上回ると、もっと燃える。

「すごい、すごい!」ともてはやされ、拍手をされて燃え上がる。


 
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そして体育が美人(シャン)をつくると力説!

いつの時代も、美は女性を動かすモチベーションですね。
で、美人といえば、今回、いちばんの美人だったシマちゃんのウエディング姿!

 
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大正時代に洋装で結婚って、進んでますね。
増野さんが日本橋の百貨店勤務って設定なので、進歩的だったのかもしれません。 日

本橋の百貨店といえば、白木屋デパートかな?

出典:現代通信社「大東京発達史・昭和編」より(wikipedia)。


ドイツでも、日本でも、女性たちは「くそったれ!」と叫びながら槍を投げ、ラケットを振っていました。

人類に進歩をもたらしたのは、未来への希望や挑戦という明るいものだけではありません。
むしろ人種や性別、生まれた家など、自身の努力では改善不能な属性で差別されたり、不当な扱いを受けたことに対する憤りが、世の中を変革し、前進させる大きなエネルギーになったと考える方が自然です。

「女性が参加したら、オリンピックの品位が下がるなんてとんでもない!」

かつて、そう言って怒りを胸に立ち上がった人たちの恩恵をいま、わたしたちは受けています。

「くそったれ!」は世の中を前進させる起爆剤。
次回は時代を切り拓く女性ヒーロー・人見絹枝がいよいよ登場します。



【今回のタイトル:櫻の園】

いや、 どっちかなと思ったのですが、最初。

“櫻”と旧漢字だったので、こっちかなと。
女子校の演劇部が舞台ですし、昭和の作品だし、もはや古典か、ということで吉田秋生の『櫻の園』を採用。




じつはわたしも学生時代は演劇部でした。
この作品の由来になっているのが、毎年、春の創立記念日に上演するチェーホフの『桜の園』。

『櫻の園』も『桜の園』も、変わりたくないけど変わらざるをえない女性たちを描いています。
そこらへんが、変わることにポジティブな女性たちがストーリーを引っ張る『いだてん』との違いかもしれません。




ネタが尽きない『いだてん』、低視聴率がなんだ!
次回もとっても楽しみです。

P.S.1日ひとつ、すぐに使える(学校では教えない)英語の生きた表現は、こちらから。

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