母親はどれだけ年をとっても、

中年になった子どもたちのなかに
進歩の兆候を見いだそうとする。

—フロリダ・スコット・マクスウェル

 

 

=information=
8月7日(金)に
第3回ファッション・ランチョンを開催します。
くわしくはこちら。
お申し込みはこちらからどうぞ。

 

 

おはようございます。
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

わたしのミッションは、
“高齢化社会をバラ色にすること”です。

 

もうちょっとかみくだくと、
おしゃれを楽しむことを通じて、
人生も楽しむシニアを増やしたい、
ということです。

 

そう思うようになったのには、
ふたつ理由があります。

 

ひとつはこれからは
高齢化社会になるからです。
高齢化というとどうしても
悲観的な方向に話が進みがちですが、
その流れが避けられない以上、
わたしたちがめざす未来は、
もうちょっと明るいものであってほしい。

 

そんなとき、アリ・セス・コーエンさんの
Advanced Style”を知りました。
そうだ、生涯現役の“おしゃれマダム”、
“おしゃれシニア”が増えれば、
同世代のシニアたちに勇気を与え、
若い世代にも希望を与えられるんじゃないか、
と思ったんです。

 

もうひとつは、
わたし自身、50代になり、
ミドルから離れ、
確実にシニアに近づきつつあるわけで、
いずれ行く道に夢を持ちたいからです。

 

じつは、
この春から母と同居するようになりました。
かつて心配かけ放題だった若い頃の
恩返しというか、
罪滅ぼしをいましておかないと、
この先、ずっと後悔することになるでしょう。

 

顔出しは恥ずかしいと言う母なので
きょうは手だけ登場。

 

右手2ヶ所にある大きな日光性色素斑。長年、紫外線の刺激を受けたたことでメラニンが増加、沈着して起こる。手首から下は服の袖にこすれてしまうけど、手の甲側は水仕事してもはじくので、2日はもつ。ちなみに母は83歳です。

 

日頃、気にしている手のシミを
コンシーラーで消したら
とても喜んでくれました。

コンシーラーは顔だけでなく、
もちろんボディにも使えます。

ファッション撮影やファッションショーで
外人モデルを採用すると、
オーディションではわからなかったところに
タトゥーを入れていることがよくありました。

クライアントによっては
ファッションとはいえ、
タトゥーNGもまたよくあることなので、
そういうときはコンシーラーの出番です。

そんなわけで、
わたしが使ったのは舞台化粧用の
かなりハードなタイプです。

 

 

 

IMG_1356

 

これはフランス製のプロ用ですが、
チャコット三善でも
同様のクオリティのものは入手できます。

 

シミを消すには、
地肌よりやや濃いめの色を
選ぶのがコツです。
ブラシで塗り隠し、
その上をスポンジで叩き込むようにしてぼかし、
肌になじませます。
パウダーをはたけば、
シミはなかったも同然にできます。

 

「こすったらアカンよ」
と言ったら、お風呂に入っても
水洗いするだけなら
2日くらい落ちなかったと喜んでくれました。
きょうは塗り直しました。

 

すっかり節くれ立った手になったよ、
とすこし寂しそうに母は言うのですが、
この手に守られ、方向を指し示し、
ときにはそれに逆らうことで
いまの自分があるわけです。

 

シミはコンシーラーで消せますが、
残念ながら
親不孝は帳消しにはできません。

 

では、本日もアドバンストな一日を。