スタイリングからクリエイティブまで、あなたの強みを“見える化”する、アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

以前、「出版がつづくシニアファッションの写真集を並べてみた」というエントリを書きました。

ついに満を持して、ミラノマダムの登場です。

 

ニューヨーク、パリ、東京、ミラノ・・・

 

結局ね、どの都市にも素敵なシニアのおしゃれマダムがいらっしゃるということなんです。

 

シニアのおしゃれマダムが生息する環境は、

第一に、ファッションの情報が豊富にあること。

第二に、ショッピングの環境が整っていて、選択の幅が広いこと。

第三に、個性的な装いが個人の自由として許容されやすいこと。

第四に、おなじような人びとのコミュニティができやすいこと。

お国柄や都市の個性の違いも、多少はあるかもしれません。

それよりも、その国の経済や流通、文化の基盤を支える大都市に住んでいること。

そしてファッションやアート、またはなにか創造的な仕事に就いていたりすることのほうが重要なファクターになります。

 

なぜなら、ファッションセンスを培うのは、経済力ではありません。

ファッションに関する経験値と情報量です。

 

写真集に登場するマダムたちにファッション関係者が多いのは当然といえば当然なんです。

そういうファッションリーダーが、一般のひとたちを牽引していくんです。

 

ミラノは古くから服飾・繊維産業など、ファッション関連の産業が盛んでした。

都市の歴史としてはパリよりも古い。

洋装文化の総本山といっていいかもしれません。

 

wenzelDD / Pixabay

 

そこには人体を賛美する意識が根底にあるんですね。

古代ローマの彫刻なんて、すっぽんぽんでしょ。

そういう美意識がベースにあるからか、けっこう年齢がいっても脚やバスト、背中などが自慢なら、バーンと露出することに抵抗がありません。

 

隠すことに美学を見いだした和服文化との決定的な違いです。

 

真似る必要はないけど、そういう文化的な背景があることを知っておくと、安直に「外国人は体型が違うから」とはならない。

人体に対する意識や美しいものに対する価値観、それらを評価するときの表現方法の違いです。

ミラノマダムから学べること、たくさんあることを感じる1冊です。

 



では、本日もアドバンストな一日を。