セミコンやセミナー講師養成コース(SKY)でお世話になった、日本パーソナルブランド協会代表理事、立石剛先生の最新刊。

 

SKYやセミコンで学んだことや協会を通して知り合った仲間たちが、どれだけたいせつかをひとことで説明するのはとても難しい。

ただ、“セミナー講師”に限定していうと、いちばん大きな学びはこれに尽きます。

セミナー講師にとってもっともたいせつな心得、それは、

 

エゴを捨てること。

 

セミナー講師の使命は、受講生に成果を出してもらうことです。

この本でも書かれているように、なぜセミナーを受講するかというと「変わりたい」からです。

 

どうすれば変わることができるのか

どうすれば実行してもらえるのか

 

そこにフォーカスしなければなりません。

 

つねに受講生の立場になって考え、判断する。

だからエゴを捨てなければならないのです。

 

一方で、わたしもそうであるように、講師を志すひとの多くは、自分が伝えたい“想い”や“志”をもっています。

そもそも伝えたいなにかがあるから講師をめざすわけです。

 

それはそれですばらしいことではあるのですが、

 

「自分の想いを伝えたい」

「自分の考えを認めてもらいたい」

 

根っこには強烈なエゴがあると言い換えることもできる。

 

つまり講師になるとは、ほんらい強いエゴを持つ人がそのエゴを捨てることによって初めて自分の使命を達成できるという、きわめて二律背反的なことなのです。

 

SKYに在籍中、そういうセミナー講師の矛盾というか、葛藤のようなものとどう向き合っていけばいいのかなと思っていました。

当時、わたしはとても緊張しやすく、10分の登壇でポインターが手の汗ですべるほどでした。

 

あることがきっかけで、わたしは自分の緊張が、

 

失敗したくない

うまくやりたい

 

自分のことばかり考えているせいだと気づきました。

 

目の前の人をもっとよく見よう

受講生に集中しよう

 

考えを切り換えたとたんに、緊張しなくなりました。

ひとりひとりの顔を見ていたら、それどころではなくなったからです。

 

エゴを手放すということは、個人としての“自分の想い”を“講師としての願い”に昇華していくことではないかと、いまでは思っています。

 

受講生の「変わりたい」という願いに応えること。

そのためのノウハウを惜しみなく提供すること。

他人が輝くことで、自分も輝く。

主役はあくまでも受講生。

 

この本は、徹底して受講生の目の高さで書かれています。

受講生の目の高さをたもつことは、すなわち緊張せずに話す秘訣であり、エゴを捨てるという講師の心得そのもの。

講師としての原点に立ち返らせてくれる本です。

 

(ぶっちゃけ、この本を片手に講師養成コースを受講できるみなさんがうらやましい。

再受講しようかしら←卒業して再受講する価値や効果についても本に書かれています)。

 

 

※著者の立石剛先生に先日、インタビューをおこないました。

 近日中に記事を掲載しますので、どうかお楽しみに。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

The following two tabs change content below.

miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。