ISCAスタイリングカウンセラー®︎認定講座PRO、第2講。

冠婚葬祭やビジネスなど、オケージョンに応じたスタイルを学びました。

 

ISCAの講座は、澤木祐子先生が現役スタイリストとして37年のキャリアから、体系的かつ網羅的にまとめられたメソッドです。

とくにプロ科は、専門的な内容をコンパクトにまとめられています。

講座での学びを入り口にして、さらに学びを深めるきっかけにしてほしいと願っています。

 

第2講の参考書をいくつかご紹介します。

 

フォーマルウエア・ルールブック

テキストでも紹介している、一般社団法人日本フォーマル協会が発行している一般向けのテキストです。

冠婚葬祭については、日本独特のルールがいくつも存在します。

ルールを守ることも大切ですが、なんのためのルールかを考えることがもっと大切です。

それがわかれば、おのずと「場にふさわしい」スタイルがわかるはずです。

 

 

書籍というより小冊子ですが、とても中身が濃い。

国際プロトコルと日本国内のルールの両方に準拠しているところが重宝します。

冠婚葬祭の実用的な知識に関しては、この1冊で充分です。

フォーマルウェア・ルールブック(フルカラー版)
 日本フォーマル協会:刊 980円

 

働く女性が知っておくべきビジネスファッション・ルール

ビジネスファッションについて、ほとんどのファッション雑誌は役に立ちません。

『30日間着まわしルール』的な記事に登場するモデルケースは、たいていマスコミ、美容、ファッション、芸能、クリエイティブなど一部の業界です。

つくり手たちがそういう業界にいるからです。

 

そんな調子でファッショナブルなスタイリングを提案すると、クライアントのキャリアを損ねる場合があります。

それら以外の業種・業界では、ファッショナブルだとむしろマイナスに作用することがあるからです。

30年以上、会社員をやったのでわかります。

 

そのことにクライアントご本人でさえ気づいておられないことも多々あります。

そんなときは、わたしたちが先まわりしてお伝えしなければなりません。

 

さらにビジネスファッションは、業種・業界、本人のキャリアや立場、志向によって「ふさわしい装い」が異なります。

コーディネートのよしあしや似合う似合わない以前に、配慮しなければならないことが多く、幅広いのです。

 

 

 

スタイリストは硬派の一般企業に勤務した経験のないかたもいらっしゃいます。

クライアントのキャリアも魅力も輝くセレクトをするために、この内容は押さえておきましょう。

 

■働く女性が知っておくべきビジネスファッション・ルール
  大森ひとみ:著、ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊  1620円
(『ビジネスファッションルール 武器としての服装術』に一部修正を加えた新装改訂版)

 

ミリオネーゼのファッションルール

『ビジネスファッション・ルール』の参考文献として、この本とその原著もあげられています。

 

服装の本ですが、1点も図版がありません。

流行には左右されない鉄板ルールなので、図版はいらないのかもしれません。

 

 

4年にわたる調査の結果は、アメリカの例とはいえ重みがあります。

とくに女性の服装に対する男性の本音は貴重です。

 

ファッションブランディングで大切なのは、第三者目線です。

ビジネスファッションにおける第三者は、多くの場合、男性です。

女性とはずいぶん見方が違うことがわかります。

 

■『ミリオネーゼのファッションルール』
ジョン・T・モロイ:著、ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊  1620円
  ※絶版ですが、中古で入手できます。

 

ビジネスメイクの新ルール

ビジネスに特化したメイクの本は、今でもあまり見当たりません(CAと面接メイクくらいでしょうか)。

この本の旧版が出た2010年頃に、ブランディングとメイクを結びつけていたのは尾花さんくらいだったと記憶しています。

 

ふつう、メイクの目的はより美しく魅力的になるためのもの。

ビジネスメイクの目的はそこではありません。

職場にその考えを持ち込めば、“媚び”になるからです。

 

そこで「見せたい自分」を演出する手段として、ビジネスに戦略的に活用しようという発想につながっていったのでしょう。

ファッションとともにメイクも提案できれば、ビジネスブランディングは万全です。

 

■『ビジネスメイクの新ルール』
   尾花ケイコ:著、ディスカヴァー・トゥエンティワン:刊  1620円

 

40歳からのメガネ美人

メガネは顔の印象を変えてしまいます。

顔型や肌の色でフレームや玉型を選ぶポイントは講座でも学びました。

パーソナルカラーに言及しているので、カラーの資格を持っているかたは手元に置いておかれるといいでしょう。

フィルム状のカバーがおもしろいので、手にとって見てください。

 

テイストスケールのテストはとても大雑把ですが、チャートは参考になります。

ISCAならファッションイメージで分類したいところ。

メガネ店にアテンドするとき役立ちます。

 

■『40歳からのメガネ美人』
   八尾典子、西尾浩美:著、幻冬舎ルネッサンス:刊  1512円

 

もう一度書きますが、講座は学んで終わりではなく、学びの入り口です。

テキストは受講終了後も手元に置いて、実践で気づいたことをぜひ書き足していってください。

それはお客さまへのアドバイスとしても、いつか講師になったときにも、きっと役に立つはずですから。

 

では、本日もアドバンストな1日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。