買う、故にわれあり。—バーバラ・クルーガー

 

こんにちは。

アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

セールまっただなかですね。

いつも冒頭にメッセージをあげていますが、きょうは趣向を変えて、ショッピングにまつわる言葉をいくつかご紹介。

バーバラ・クルーガーは、アメリカのビジュアル・アーティスト。

大量消費時代、商業主義、権力、フェミニズムなどメッセージ性の高い作風で有名です。

「i shop therefore i am」は、哲学者デカルトの命題「われ思う、ゆえにわれあり(I think, therefore I am)」のパロディ。

そのメッセージが、クレジットカードに書かれている…

なんか見たことあるかも…

とすれば、これのせいかも。

 

 

2004年、ユニクロのコラボT。

大量消費を皮肉るアートが大量消費のブランドにシンボリックに使われるのもまた現代的です。

 

 

たとえばあなたが室内履きをほしいと思ったら、お店で売っているものから好きなものを選んではいけません。まず、どのような室内履きかを具体的にイメージして、想像どおりのものが見つかるまでは裸足で過ごしなさい。—ダイアナ・ヴリーランド

 

『ハーパース・バザー』からライバル誌『ヴォーグ』に移り、編集長退任後はメトロポリタン美術館衣装部門のコンサルタントとして活躍。

伝説のファッショニスタが教えるお買い物の心得。

 

ショッピング・アテンダントするときは、クライアントにおすすめしたいものをまず思い描いてからネット検索をして、それからお店に出かけます。

選択の基準はとてもシビアだし、真剣勝負です。

着ることで自分の魅力を再発見し、自信をつけ、より美しくなっていただきたいですから。

 

服代だってかかるのに、そのうえ選んでもらうのにお金をかけるのかと考えるひともいるでしょう。

でも、プロが客観的に判断した“似合うもの”“選ぶ理由”がわかれば、タンスの肥やしがなくなります。

自分では気づかなかった魅力に気づくこともあります。

 

学校では経済学を教えてはくれますが、ムダのない買い物のしかたや似合う服の選びかたは教えてくれません。

それを伝えるのが、わたしたちの役目です。

 

素敵な靴もマザーズバッグも同じくらい価値あるもの。
(“Sex and the CITY”ep83『女の特権シューズマジック』より、キャリー・ブラッドショーのセリフ)

ドラマ“Sex and the CITY”は、ショッピングやファッションにかかわる名言の宝庫。

これは、キャリーが友人の出産祝いパーティでマノロ・ブラニクの靴を盗まれるエピソードで登場。

友人は弁償を申し出ますが、代金が485ドルと知って、かえって非難されてしまいます。

 

主婦の友人と独身のキャリーでは、生活の優先順位や価値観が異なります。

お互い、自分の大切なものに価値があり、優劣はありません。

キャリーは機転をきかせて友人を納得させ、靴を取り返します。

 

わたしたちがクライアントのために選ぶものは、マザーズバッグであれ、ハイブランドの靴であれ、
その方にとってもっとも価値ある選択になるよう心がけています。

 

洋服が人間をつくる。裸の人間は社会にほとんど、あるいはまったく影響力をもたない。

—マーク・トウェイン

 

では、本日もアドバンストなお買い物を。

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。