しぐさは「型」であり「雰囲気」である

ポートレートやプロフィール写真がなぜ重要かというと、近年、SNSがとても盛り上がってるからですね。

さらに婚活でも就活でも、最近はまず会員サイトに登録する必要があったりして。

なんかもう写真で選ばれてしまうんですね。

逆にいえば、写真で失敗するとスタート地点にも立てなかったりするんです。

 

初めて会ったときに第一印象が決まるわけですが、会う前から印象が決まってしまう。

そのため、写真による印象を“第0(ゼロ)印象”といっています。

写真はとても重要ですが、写真うつりに自信のある方は少ないでしょう。

なので、こうした分野の本が求められているんですね。

 

所作や立居振舞いといえば、これまではマナーとか接遇の本の領域でした。

本にもよりますが、写真や図版入りでていねいに解説されています。

まあでも教科書的でおもしろみに欠けるんですよ。

 

それは「型」だけを教えているからですね。 

 

laleyla5 / Pixabay

 

そうではないものは、所作をきれいにして外見も内面も美人になりましょう、みたいな自己啓発的なもの。

ちょっと説教くさいのが欠点(笑)。

所作とか立居振舞いのように、見なきゃわからないのに、わりと文章中心に解説していることが多い。

それは「雰囲気」という見えないものについて語っているからですね。

もちろん、それはそれで大事なことです。 

 

 

マナーや接遇ではなく、かといって自己啓発でもない。

それでいてきっちりと、こうすれば「美しく見える」「写真うつりがいい」「着映えする」といった再現性の高いノウハウが、事例や図版つきでたくさん紹介されている。

さらに、しぐさの「型」とそれがもたらす「雰囲気」の効果について徹底的に語っている本は、これまでありそうでありませんでした。

 

ビジュアルへのこだわりが隅々に

中井さんのメソッドのキモは“HKKの法則”

HKKとは、“ヒネル(H)・カサネル(K)・カタムケル(K)”の略。

実際にモデルが撮影やウォーキングなどで使っている、見せかたの基本です。 

「なぜ、そうすると美しく見えるのか」を分析しながら、ていねいに解説されています。

 

その観察眼の確かさと細部へのこだわりは、さすがは“ポーズ・フェチ”を自称するだけあります。

 

fancycrave1 / Pixabay

 

そして、そのこだわりがブックデザインにも生きています。

わたしはグラフィックデザイナー出身なので、本もなかみさえよければいいとはどうしても思えません。

 

実用書は読み返して活用するからこそ値打ちが上がります。

美しいブックデザインの本は、帯を外して部屋に飾りたくなります。

すると何度でも手にとりやすくなります。 

 

以前ご紹介した豊川月乃さんの『あっ、モデルかな?と思ったら私だった』と並べて飾っておくといいですよ。

 

月乃さんが“オーラ”と呼んでおられるものは、中井さんがいう“美しさを決定づける、そのひとがもつ雰囲気”と同義でしょう。

 この2冊から学べば、格段に写真うつりがよくなることは保証します。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

  

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。