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出典:http://coco.to/movie/40417

 

あくまでドラマの延長線上としての作品

もしも、シャーロック・ホームズが現代に生きていたら—。

そんな設定で大ヒットしたBBCのドラマ『シャーロック』。

この作品で大ブレイクしちゃったために、主演2人はいまやひっぱりだこ。

第4シーズンの撮影は今年春からの予定。

 

ずいぶん待たされることになりますが、イギリスとアメリカでは、今年のお正月に特別篇がテレビ放映されました。

日本では映画として公開です。

現代のシャーロックとジョンが、もしヴィクトリア時代に生きていたらという設定で製作されたのが、この特別篇『シャーロック/忌まわしき花嫁』

 

 

いや、その設定、オリジナルだから。

 

と、いうことでハタと気づいたのですが・・・

『シャーロック』の製作陣って、もともと超がつくホームズおたく、筋金入りのシャーロッキアンなんですよね。

なので、お遊びとはいえ、本気で聖典のヴィジュアル化をしたかったのがありありと(ストーリーはオリジナル)。

本編の前後に公開されるメイキング映像で、そのあたりが楽しめます(これ、DVD化するときに収録希望)。

 

それにしても、なんで今さらヴィクトリア時代?

という疑問は、わりにすんなり解決。

シャーロックがとある未解決事件に興味を持ち、それがヴィクトリア時代だからですね。

妄想でその時代にトリップするわけです。

 

そして、ほかのホームズ作品と違うところは、もとが現代版だけに、たとえヴィクトリア時代の設定でも現代版の感覚で製作されていること。

あくまで現代版の延長線上にある作品なんですね。

 

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『シャーロック』第一シーズンの第一話は、ジョンがアフガニスタンの戦争で精神的なトラウマを負うところから始まります。

ロンドンに戻り、たまたま旧友に再会し、ルームシェアする相手と出会う・・・

この一連の流れを、ドラマをご覧になった方は覚えておられるはず。

これがそのままの役者、そのままのセリフで、ヴィクトリア時代に舞台をかえて再現されます(ただしテンポよく)。

 

どんなデジャヴや!

 

こういう遊び心がとても、いまっぽい。

第一話を繰り返し見てるマニアには、たまらん演出。

 

作品の位置づけとしては、以前、第2シーズンから第3シーズンの間に配信された、『幸せな人生を』のように、シーズンとシーズンをつなぐブリッジのようなストーリーです。

観なくても物語の進行にはなんの破綻もないけど、マニア魂が揺さぶられる的な。

 

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現代ファッションのルーツを楽しむ

ところでタイトルが『忌わしき花嫁』というくらいですから、ウェディングドレスの花嫁が登場します(ゴシックホラータッチだけど)。

 

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いまではウェディングドレスというと白が常識です。

じつは、ウェディングドレス=白になったのは、ヴィクトリア女王が結婚式で白いドレスを着たからなんですね。

まさにこの時代にルーツがあるわけです。

 

それ以前は色のついたものを着ていたんです。

王族、貴族など上流階級は金糸銀糸を使ったゴージャスなものでした。

中産階級以下は、地味で濃い色でしたが。

 

中産階級に白いドレスが普及したのは、産業革命を経て機械化が進んでから。

まとめはこちらに。

 

世界の歴代【王妃】が着たウエディングドレス!

色は白?いろいろな時代のウェディングドレス

 

どんな映画を観ても、着ているものが気になります。

ファッションは流行があるだけでなく、歴史があります。

この時代の男性が着用しているアイテムは、現代とそう変わりません。

でも、テイストはだいぶ違いますよね。

ファッションはライフスタイルを反映するもの。

スタイリングやファッション・コーディネートに興味のある方は、ファッションの歴史を学ぶと、いまの着こなしに関する知見がひろがります。

温故知新、まさにこの『シャーロック』特別版みたいに。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。