なりたい“あなた”をプロデュースする、やまだみゆきです。

きょうも人前に立つ3人の方に向けて書きます。 

 

1. カメラアプリがたくさんありすぎて、なにを選んでいいかわからない方

2. 美肌加工なしでは写真をアップできない方

3. 「写真と実物では印象が違う」と言われたことがある方

 

前回まではこちら。

セルフプロデュースのための自撮り講座(1)自分の顔が嫌いなあなたに

セルフプロデュースのための自撮り講座(2)自撮りが嫌いなあなたに

セルフプロデュースのための自撮り講座(3)スマホが苦手なあなたに

 

今回はセルフプロデュースとしての自撮りにおすすめのiPhoneカメラアプリ選びについて。

カメラや撮影にくわしくない方にもわかりやすいように、できるだけ専門用語を使わないで書いてみます。

 

kaboompics / Pixabay

 

迷ったら標準アプリを選ぶ

 App Storeでは、大量の写真/カメラアプリが販売されています。

無料から有料まで、次々と新しいものが出るし、古いものもアップデートされて仕様がどんどん変わる。

いつのまにかなくなってしまうものも……

 

みなさん忙しいと思うので、結論を先に言いましょう。

迷ってるくらいなら、iPhone標準のカメラアプリを使ってください。

じつはわたしも自撮りに関しては、ほとんどの場合、標準のカメラアプリを使っています。

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理由は3つあります。

最大の理由はなんだかんだいって、いちばんバランスがいいこと。

標準のカメラアプリよりもっと画質がいいアプリもありますが、シンプルな操作性、すぐに使える起動の速さ、画質もよくなってきているし、ほかのアプリとの連携のしやすさを考えると、標準カメラの総合力の高さは魅力です。

 

また、イヤホンのボリュームボタンをシャッターとして使える(標準ではないカメラアプリには使えないものが多い)のもメリットです。

三脚を立てて、すこし離れたところからシャッターを切れます。

カメラのケーブルレリーズみたいなものですね。

 

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ちなみに、上の写真の薄っぺらいカメラみたいなのは、わたしのiPhoneケースです。

イヤホンをシャッターがわりに使うと、仕上がりがいかにも自撮りっぽくなりません。

たとえば、こんな感じ。

 

ブログを書いている最中に思いつきで撮ったので、スッピンで御免遊ばせ。イヤホンはパソコンで隠れている右手で持っています。誰かに撮ってもらったみたいでしょ。 撮影:標準カメラアプリ 露光補正、レンズぼかし:Snapseed アイキャッチ:女神カメラ

 

さらに、別売のリモートシャッターも標準のカメラアプリなら問題なく使えます。

他のカメラアプリだと、対応していないものがあるんですよね。

 

リモートシャッターは全身撮るときや集合写真のときに威力を発揮します。

セルフタイマーより落ち着いて撮影できます。

 

自撮りは片手で撮ることが多いので、そもそも撮りにくい。

慣れないと手ブレしやすいです。

 

補助的に使えるシャッターボタンの選択肢が多いと撮影がラクになるし、写真にもバリエーションがひろがります。

 

ただし、標準のカメラアプリでは、加工・編集にすこし物足りない面があるので、別のアプリを使います。

 

ツールで補正し、フィルタで雰囲気を変える

一眼レフに比べ、細かい設定ができないスマホカメラの写真をワンランクアップさせるには、調整が必須です。

 

写真の加工・編集アプリは大きくわけてふたつの機能があります。

ひとつは、暗い画面を明るくしたり、背景に写った余計なものを消したりするツール

かつてはPhotoshopのようなプロ向けのソフトでしかできなかった作業も、アプリで手軽におこなえるようになりました。

 

もうひとつは、伝えたいイメージにあわせて、画面全体をやわらかい色調にしたり、ヴィンテージ風にしたりして雰囲気を変えるフィルタです。

 

アプリ選びでもうひとつ大事なことは、オリジナルの画質をできるだけ劣化させないことです。

 

写真は、撮ったときのまま(オリジナル)がいちばんいいデータです。

写真のデータは、多くがJPG(ジェイペグ)ですよね。

JPGは扱いやすいように、もともと圧縮され、サイズが軽くなっています。

そして加工すると、どんどん劣化していきます。

そのデータをSNSなどに掲載する際、SNS側の仕様で、さらに圧縮されて劣化します。

SNSは大量の画像データを扱うため、サイトをサクサク見やすくするには画像を軽くする必要があるんですね。

 

アプリによっては、加工するとオリジナルを保存しないもの(上書きしてしまう)やオリジナルより小さいデータで保存されてしまうものも。

その写真を再加工したくなったり、別の用途で使う(たとえば印刷する)ときに困りますよね。

 

撮ると同時に自動補正できるアプリはお手軽で人気ですが、加工前のデータを残せないため、おすすめしません。

 

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ところでパソコンやスマホでは鮮明なのに、プリントしたらガタガタになってしまった経験ありませんか。

液晶と紙では、画像を表示する方法がまったく違うんです。

印刷用には、WEB用より大きなデータが必要なので、後々の使いまわしを考えると、オリジナルの画像をそのまま残しておくにこしたことはありません。

 

とくに写真データをプレゼンなどの資料に使う講師やコーディネート集などに使うスタイリストの方は注意が必要です。

アプリもできるだけ画質を劣化させず、オリジナルを保存できるものを選びましょう。

 

ということで、操作がカンタンでわかりやすく、ツールとフィルタが揃っていて、画質をなるべく劣化させないアプリはこれ(CLICK!を押すとiTunesプレビューに飛びます)。

 

 

わたしの場合、標準のカメラアプリで撮影し、Snapseedで補正して、instagramにアップすることが多いです。

出先で撮ったときに余計なものが写りこんでいたら、「シミ除去」をタップして、消したいものを指でなぞればなかったことにできます。

フィルタの「レンズぼかし」で、人ごみをぼんやりと背景に溶け込ませるのもカンタンです。

以前は加工・編集のためにいろいろなアプリを使っていましたが、最近はこれだけですむようになってきました。

 

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美肌・白肌に盛れるアプリもたくさんありますが、ちょっとやり過ぎてしまうものや画質が劣化するものが多いので、あまり使っていません。

女神カメラは保存できるデータのサイズが大きく、プリントしても粗い画像に見えないので重宝しています。

 

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標準のカメラアプリにもセルフタイマーがありますが(iOS8以降)、待機時間が3秒と10秒しかありません。

また、カウントダウンでフラッシュが点滅するとか、連写するといった使い勝手のよくない面があるため、全身撮影や集合写真用にセルフタイマーが使えるカメラもあると便利です。

 

最近は画像認識機能を応用して、動きを止めるたり、Vサインを液晶にかざすとシャッターが切れるアプリも出てきました。

出るといろいろ試してみるのですが、いまのところ「標準アプリ+リモートシャッター」のほうが画質と使いやすさで軍配が上がる感じです。

リモートシャッターについては、また別の機会に紹介します。

 

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写真投稿・共有サイトも増えてきましたが、情報源でもあり、ミニブログでもあり、影響力の大きさを考えると、instagramは外せません。

カメラアプリで撮ったものをさっと流すなら、ほかの加工・編集アプリはいらないくらい必要最低限かつ充分なツール機能ときれいなフィルタが揃っています。

オリジナルの写真もそのまま残せて、インスタで加工したものも別に保存できるので、WEBを中心にどんどん発信していきたい方は、「標準カメラアプリ+インスタ」がもっともスピーディです。

 

カメラロールとクラウドのほか、ハードディスクなどでデータをバックアップしておきたい。

 

“盛り”はどこまでが許容範囲なのか

女性なら、すこしでもキレイに、かわいく、美しく見せたいと思うのは当然です。

となるとセルフプロデュースとして“盛り”はどこまで許されるのか。

以前、実験をしたことがあります。

そのとき、めやすとしては「自分で納得できる仕上がりの75%」としました。

 

最近は顔認識をして背景はそのままで顔だけを加工修正できるものや、目を大きくしたり、鼻を高くしたり、小顔にしたり、脚を長くしたりといった整形ができるアプリが開発され、大人気です。

遊びなら楽しいと思いますが……

 

美容整形を繰り返しているひとの顔がわかるように、デジタル整形した写真もわかります。

特徴があるのです。

今回初めてやってみたけど、キモチワルくなりました……

 

中央は全体に明るくなったものの、シミも肌の質感も残っているのでこのくらいの補正は許容範囲です。右は完全に別人ですね。わたしが面接官なら不採用にします。

 

こうした状況をふまえて、タレントやモデルのオーディションの参加規約に、提出する写真の「加工禁止」をうたうケースが増えてきました。

プロのカメラマンやレタッチャーがおこなうような、第三者が見て違和感がない程度のデジタル修正は、慣行として認められています。

とはいえ極端な加工や整形に近い修正は「自分に自信がない」と不利な判断をされたり、不正とみなされることは考えられます。

セルフプロデュースのための自撮りの目的は「会いたい」と思ってもらうための好印象づくりです。

 

あなたの個性はかけがえのないもの。

それは決して表面的な加工でつくれるものではありません。

表情を輝かせるのは、内面的な自信です。

あなたらしい魅力をありのままに伝えるための“自撮り”であることも、どうかお忘れなく。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。