スタイリングからクリエイティブまで、あなたの強みを“見える化”する、アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

明解!誰にでもできるエンディングムービーの作りかた(1)

 

エンディングムービー編集にあたって、最大の敵、それは、

 

時間

 

です。

現場編で解説しますが、編集作業は最終的に時間との戦いです。

心理的にかなり追い込まれます。

それがわかっていたので、なるべく現場での負担を少なくしようと思いました。

 

当日は、写真を選んで貼付けるだけ。

そのため、事前に準備できることはすべてしておきました。

 

スライド1

 

順番に説明します。

 

1.写真の配分を決める

スライドは全部で48枚。

写真が必要なのは45枚。

出場者、コメンテーターの枚数は公平に。

 

スライド4

コンテストの進行に添って、必ず入れておきたいシーンも加えます。

 

この35枚は必須です。

残りの10枚になにを選び、どう配分するかは、ストーリーを考えながら決めていきます。

 

2.ストーリーを組み立てる

その日1日の流れをふりかえる。

ただ時系列で写真を並べただけではメリハリがなく、おもしろくありません。

歌詞も入るので、写真と違和感ないようにしたい。

完全に合わせるのは不可能ですが、サビの部分は投影時間が長い。

印象的な写真にすれば、メッセージがより伝わりやすくなります。

 

ストーリーをつくるには、全体を俯瞰できること。

そのため、わたしが使っているのがオリジナルのストーリーボード(絵コンテ)。

 

スライド2

▲このストーリーボードをプレゼントします。応募方法はブログの最後に。

 

このフォーマットに1)で決めた写真をふりわけていきます。

こんな感じ。

IMG_3558

これでビジュアル、効果(アニメ、サウンドなど)、シナリオがひとめで確認できます。

最初に大きな枠組みをつくっておけば、細部はパワポで詰めることもできます。

いきなりパワポに向かうより、全体を大づかみした上で進めたほうが効率的です。

ちなみにこれはわたしが昔、CM制作で使っていたフォーマットをアレンジしたもの。

CMでは実際にはこんなふうに使われています(※ストーリーボードは映画やドラマにも使われます)。

 

スライド1

▲クリックすると拡大します。

構成を台割に落とし込みます。

時系列に加えて、オフショットやサイドストーリーを加えることでメリハリが出ます。

 

台割で作業時間の配分も確認できます。

45枚中41枚の貼り込みは3回目めの休憩までに完了。

最も時間のない3回めの休憩時には4枚の写真を配置するだけにしておきます。

 

3. キャプションをすべて入れる

パワーポイントのベースは、プレゼンテーションデザイナー、市川真樹さんの制作です。

あらかじめタイトル、歌詞、そして写真とキャプションのダミーが入っていました。

 

現場作業を最小限にするため、キャプションは事前にすべて入れておきます。

グランプリ出場者は、前日の敗者復活戦で決定。

50音順に並べ替え、エンドロール部分にも追加しました。

ここでひとつミスが・・・

水野雅浩さんのお名まえを誤記していました。

当日も気づかなかったので、これだけは大失敗でした。

写真が入っていない状態で、第三者と校正する時間を確保するべきでした。

 

水野さん、ほんとうにごめんなさい。

4. 入れる予定の写真を欄外にメモする

入れる写真がすぐにわかるよう、2.のストーリーに基づき、想定した写真のメモをスライドの余白に入れておきます。

余白なら、文字を消す作業を省けます。

▲画像挿入前

▲画像挿入後

5. 動作確認をする

歌詞と音を合わせ、ズレないように確認します。

パソコンのスペックによってもズレるので、注意が必要です。

 

6. 練習をする

じつは29回セミコン大阪でもエンディングムービーをつくっています。

それ以外に、29回のスタッフ編やグランプリへの道編など、練習として4、5種類作りました(未公開)。

1ヶ所だけ、写真にアニメーションを設定しなければならない箇所がありました。

 

現場ではなにが起こるかわかりません。

時間に追われると平常心ではいられないもの。

目をつむっても手早く作業できるようになっておきたかったのです。

 

7. パソコンを軽くする

正確には数えていませんが、ちあきさんから預かった写真は二千数百枚あったと思います。

1枚10メガ以上あるので、現地でサクサク動かそうと思ったら、パソコンを限りなく軽くしておく必要があります。

前日までに、70ギガ以上のデータを外付けHDDに移しました。

 

以上が当日までの準備です。

 

もともと仕込みで8割決まると思っていましたが、やってみてやはりそうだと実感しました。

校正に関しては課題が残りましたが、前日までに枠組みができていたので、当日は予定していた時間配分のとおりに作業ができました。

つづきは現場編で。

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このページでご案内した、オリジナルのストーリーボード(スクリプトペーパー)をプレゼントします。

ご希望の方は、こちらから。ダウンロードしてお使いください。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。