昔から「名は体を表す」といいますが、この顔ぶれを見よ。

1958年うまれの同級生たち。

 

 

大天使はわりにいるけど、王子や聖母は・・・

 

80年代のある一時期、3人の同級生—比喩ですけど—は世界のポップシーンを席巻してましたよね。

 

彼らはわたしよりちょっと年上。

ものすごく遠い存在なのに、ものすごく身近に感じてました。

彼らがその後どう年齢を重ねるかに、生きかたのヒントがあるような気がしたんです。

なにしろ、いろんな意味で世界のありかたを変えてきたひとたちですから。

 

大天使は途中で年齢を重ねるのを拒否してしまいました。

アーティストとしても進歩を止めてしまった。

ふたたび1歩を踏み出そうとした直前に亡くなるとは・・・

 

聖母は変わりつづけることで、いまもポップシーンの最前線を走りつづけています。

巧みに既存のアイコンのイメージを借りながら、時代を先どりするように変容を繰り返して。

いまやマドンナのイメージをまとう大勢のフォロアーもうみました。

 

いっぽう、殿下は変わらなかった。

曲者で変態(←ほめ言葉)で唯一絶対のプリンスワールドを最後まで貫きました。

外見的にもあまり衰えませんでした。

昨年、グラミー賞に登場したときも「あいかわらず年齢超越してるなー」と思った。

しかも言うことがさすがだった・・・

 

それにしても、いったい親はどういうつもりで名づけたんだか。

殿下の場合は父親が“プリンス”の芸名でバンド活動やってたし、マドンナの母親も“マドンナ”だったわけで(マイケルの長男も“プリンス”だな、ややこしい)。

世界のスーパースターともなれば、そうとうな重圧のなかを生きていると思うのですが、このひとたちが背負っていた親の想いがいちばん重かったのではないかという気がします。

 

アルバムも曲も好きなのがたくさんありますが、殿下は作品の発表について強いこだわりがありました。

ファンサイトにも写真を使わせなかったし、youtubeは片っ端から削除させました。

そんな殿下に敬意を表して、動画はありません。

 

選べないけど無理矢理選ぶとしたら、個人的なベストアルバムは86年の“Parade”。

 

殿下のファルセットとコーラス以外は、ほぼリズムしか聞こえない。

限りなく音数がすくないのに、これ以上なにも足せない“KISS”は、ミニマリストがもてはやされるいまでも斬新な1曲です。

 

そしてアルバムのラストナンバーは、“Sometimes It Snows In April”。

この曲を発表した30年後の4月—

殿下のいない世界には、雪ではなく紫色の涙の雨が降っています。

 

画像出典:twitter 榎木津(@enokizu)

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。