ジャンプに出ている漢字だけ使え。

—堀井 雄二

 

こんにちは。

ファッション・プランナー/スタイリング・カウンセラー®のやまだみゆきです。

 

twitterの@たらればさんのツイートが1万回Retweetされたそうです。

 

 

ここにはないもので、ちょっと思いついたものを。

 

 

制作会社にいた頃、使う機会が多いものをこんなふうに一覧にして壁に貼っていました。

それは自分のためというより、社内における表記を統一するためでした。

 

「開いた表現」をすると、なぜプロっぽくみえるのか。

 

パソコンやスマホの日本語入力システムの機能が向上したおかげで、難しい漢字もサクサク変換できるようになりました。

書けなくても読めてしまうので、いつのまにか漢字を使いすぎちゃうんですよね。

かといって、漢字とひらがなの使いわけって、どこで線引きすればいいのやら。

 

じつはこの表、テキトーにフィーリングでつくったわけじゃありません。

まず、ひらがなか漢字かを決めるには、公式ルールとして常用漢字表があります。

次に、常用漢字表にあっても、官公庁やマスコミが慣例としてひらがなを使っているものを加えます。

たとえば「複合動詞の場合はどちらかを開く。原則的には後ろの動詞を開く」みたいな。

 

ちなみに、

走り続ける→走りつづける

見回す→見まわす

 

この“慣例”をまとめたのが、マスコミ各社や教育機関などが発行している「用字用語辞典」や「表記の手引き」。

 

わたしも制作プロダクションにいた関係で、『日本語表記ルールブック』や『毎日新聞用語集』をいまも愛用しています。

 

 

さらに読みやすさからいって、漢字とかなの混雑比率を「3:7」くらいにしているライターが多い。

漢字が4割を超えると、画面全体が黒っぽくなって、読む気がしなくなっちゃう。

 

これらは“絶対”ではないけれど、「そういうものだ」という目安ではあります。

文章を書くひとは、それぞれマイルールをもっていることが多い。

堀井雄二さんも「ジャンプに出ている漢字だけ使え」(エキサイトレビュー『堀井雄二がそこで一言「ジャンプに出ている漢字だけ使え」〈ゲーム作家が語るゲームシナリオ座談会 1〉)と言っていたりします。

たしかに『少年ジャンプ』というのは、堀井さんのターゲットとして最適なフィルターですよね。

 

プロとアマのいちばん大きな違いは、文章を書く前提において、プロは

 

・読まれない

・伝わらない

・残らない

 

と思って書いていること。

 

だからこそ、かな漢字の使いわけ、混在率、改行のしかたなど、こまかくコントロールしていて、IMEとかA-TOKまかせにしない。

 

というか、A-TOKにこうした辞書系アプリを入れてたりします

 

なので、そのあたりをちょっと意識するだけで、文章はかなり変わります。


文章力はセンスだと思っておられるかもしれませんが、
誰が読んでもわかりやすい文章というのは、かなりロジカルに書かれてるんですよね

 

というのは前振りでありまして・・・

 

 

ファッションや着こなしもセンスや感性の問題と考えている方が多いと思うのですが、それだけではないんです。

 

iPhoneアプリ“myPANTONE”では、こんな配色シミュレーションをつくって遊べる。

 

誰がみてもおしゃれなひとっていますよね。

10人中10人とはいわないけれど、10人中8人くらいから認められる「おしゃれさん」。

そういうひとがいるということは、「誰もが認める」法則があるからなんです。

 

ファッション業界ってところは、「今年はこれがおしゃれ」とは書くけれど、その理由を解説することはあまりありません。

 

しょうがない、売上のほうが大事だからね。

 

なかでも配色にはわかりやすいルールがあります。

そうしたルールを理解できたら、誰だって「おしゃれ」っぽく見せることができます。

わたしがこのブログで書いたり、カウンセリングやコンサルでお伝えしているのは、あの表のファッション版のようなこと&その理由。

 

ファッションって、感性だけじゃなくロジックも必要なんです。

 

「日本一は無理だけど、近所でいちばんカッコいいおとうさん、おかあさん、部署でいちばんイケてる上司なら誰でもなれる」

 

と、いつも自信満々で言うのはそういう理由があるから。

 

では、本日もよい一日を。

 

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。