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もし、なりたいイメージの装いが本来の自分には似合いにくい場合、どうすればいいか。

 

方法はあります。

 

大事なことは、全体のイメージとバランス。

つまり、トータルコーディネートです。

 

たとえば藤原紀香のような女性らしい顔だちと体型のかたが、マニッシュでハードなカッコいい系になりたい場合、どうするか。

 

似合う、とは、
本来の自分の色・形・素材・サイズに調和することでした。

なので、スタイリングの際に、色、形、素材のどこかに、マニッシュでハードでカッコいい要素を何割か取り入れます。

 

たとえば、脚の長さを活かして、ボトムスは落ち感のあるワイドパンツに。

トップスは、シルク素材のシャツブラウスみたいに。

 

すべての要素をマニッシュでハードにしたら、ミスマッチになってしまうので。

 

ひとつ、例をあげます。

 

少し前、彼女はNHKのドラマ『ボーダーライン』に救急救命士の役で出演していました

救命士のユニフォームって、マニッシュでハードの典型です。

頑張るシングルマザー、しかも大阪弁という役どころ。

最初は藤原紀香に似た別の女優さんだと思ったくらい。

 

大阪のふつうのネーチャンになりきれていたのは、女優・藤原紀香の演技力もさることながら、救命士のユニフォームがその魅力を抑えて、普通っぽく見せていたことも見逃せません。

 

これがもし、江角マキコだったら、カッコよすぎて、生活感、現実感がなくなっていたかも。

 

一方、彼女のようなキリッとした顔だちと体型のかたが、かわいくて甘いガーリー系になりたい場合、どうするか。

その場合は、スタイリングの際に、色、形、素材のどこかに、かわいくて甘くてガーリーな要素を何割か取り入れます。

 

すべての要素をかわいくて甘いガーリーにしたら、ミスマッチになってしまうので。

 

PDGR / Pixabay

 

女優さんのように容姿に恵まれていてさえ、どうしても似合わないものはあるんです。

自分の個性と異なるテイストを表現しようとすると、どこかチグハグになります。

わたしはよく、これを花にたとえて話します。

 

「バラとスミレでは、どちらが美しいですか」

 

バラは華やかですが、スミレのような清楚さは感じません。

スミレは清楚ですが、バラのような華やかさは感じません。

 

でも、どちらが美しいかというと・・・

 

どちらにも異なる個性と美しさがある。

好きずきはあるかもしれないけれど、優劣をつけることはできませんよね。

バラの華やかさとスミレの清楚さを同時に持つことはできないんです。

 

人も同じです。

あなたはバラですか。

それともスミレですか。

 

どうしても似合わないものはあります。

でも、なんでも似合うひともいないんです。

きれいだからなんでも似合うんじゃなくて、自分の個性を知っていてうまく着こなしてるから、きれいに見えるんです。

それが似合うってことなんです。

そしてそういうひとは、似合わないものは着ないんですよね。

 

でも、ひとの心は複雑で、ないものを求めてしまうことがあります。

それに、好きなテイストが似合わなかったら、ショックですよね。

いくら似合うと言われても、好きじゃない服は着たくない。

なんだか存在を否定された気分・・・

 

スミレのひとがなぜバラに憧れ、バラのひとがなぜスミレを羨んでしまうのか。

もうちょっと考えてみることにします。

 

 


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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。