スタイリングからクリエイティブまで、あなたの強みを“見える化”する、アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

先日、「言い切ることの大切さ」について書いたら、意外に反応がよくて、ちょっと驚きました。

現時点の「納得解」でいいとか、選択権はクライアントにあるというところに共感していただけたんだと思います。

「納得解」という考えかたは、このブログでもたびたび紹介している、藤原和博さんが提唱しているもの。

 

藤原さんは、いろいろな著書で「納得解」—自分が納得できて、まわりの人にも納得してもらえる答え—について言及しています。

というか、藤原さんのいろいろな問いかけは、キホン、この「納得解」を得るためだと言っていい。

藤原さんはご存知のとおり、東京で初めて民間人として杉並区立和田中学校の校長を務めた方です。

 

Fotocitizen / Pixabay

 

機関誌の編集をしていた頃、仕事でたくさんの講演やセミナーを取材しました。

藤原さんのセミナーは、それまでに取材してきたどのセミナーとも違いました。

わたしが関わっていたのは受講生300〜1000名近い規模のもの。

 

なにがすごいって巻き込み力です。

ときどきワークが入るせいもあるけれど、90分のセミナーで500名近い受講生の誰ひとり、最後まで居眠りをしている人はいませんでした。

10年近く講演会の取材をやってきて初めてでした。

 

ISDiva / Pixabay

 

なぜそんなに巻き込めるのか。

それは、受講生に「自分ごと」として考えさせることができるからです。

いろんな例をあげ、自分ならどうか考えてもらう。

 

そして答えにダメだしをしません。

まあ、遠まわりにはちょっと残念、みたいなときもあるんだけど・・・

 

その答えを足がかりにして応用したり展開する方向に話を促すのがうまい。

しかも、質問が

「あなたはタイヤメーカーの開発者です。

丸ではないタイヤを開発してください」

とか意味不明だし。

 

こんなふうにセミナー中、自分なりの答えを出すトレーニングをします。

それを発表したり、シェアしたりするので予断を許しません。

当てられると困るけど、独創性をほめられたり、受けることもあるので盛り上がります。

 

tookapic / Pixabay

 

ときどきセミナーや講演に参加すると、「寝たら起こしに行きます」とおっしゃる講師もいます。

居眠りも私語も、一生懸命講義されている方に対して、失礼だとは思います。

が、そうはさせないセミナーにできるかどうかは、受講生ではなく講師の責任だとわたしは思っています。

 

講師が一方的に言いたいことを言えば伝わるわけではありません。

どんなに「いいこと」「役に立つ」ことでも、講師目線なら素通りしてしまう。

受講生が自分のこととして考えるから、肚にはまる。

それができるように工夫するのが講師の務めです。

 

藤原さんのセミナーを取材して、セミナーとセミナー講師に対する考えかたが変わりました。

 

Serdar_A / Pixabay

 

 

人間は心にもないことを言うと、「なんか違うな・・・」と感じるものです。

逆に、「そうだ」と思うことは、口にすればするほど、確信が深まります。

それを確認するためにも、言い切ることが大切なんです。

体験や事例を通して、意見が肚にはまっていくと、納得解は自分にとって限りなく満足度の高い“正解”に近づいていくでしょう。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。