九州熊本の震災で被災されたみなさまにお見舞い申し上げます。

激しい余震がつづいています。

どうぞお気をつけください。

 

 

大きな震災が起こると、「あたりまえ」だったことが「あたりまえ」でなくなります。

「大事」だったことが急に色褪せてしまったり、価値を疑ってしまうことも。

ファッションとかビューティとかエンタメとかクリエイティブとかスポーツとかアートなんて分野は、平時だからこそ成立するんですよね。

有事にはなんの意味ももたないことがあります。

邪魔にすらなることも。

そんなわけで「自粛」なんていわれたりします。

 

marionberaudias / Pixabay

 

わたしのまわりには、ファッションとかビューティとかエンタメとかクリエイティブとかスポーツはちょっといないけど、アート関連の仕事に就いている人が多いです。

言ったらなんですけど、ファッションとかビューティとかエンタメとかクリエイティブとかアートのひとは繊細なひとが多いので・・・ある意味、繊細だからそういう仕事をしてるわけですが、そのせいかどうか精神的にすごく影響を受けやすい。

 

「なんかこんな仕事してて申し訳ない」

「こんなときにわたしらの仕事、なんの役にも立たない」

「贅沢な仕事してたんだと思った」

「仕事をする気になれない」

 

神戸のときも、東北のときも、そう言うひとがまわりにいました。

神戸の震災では、わたしもちょっとナーバスでした。

 

foto-horst / Pixabay

 

当時は外資系の化粧品会社に勤務していました。

震災から2週間ほどたった頃。

ようやく大阪方面まで電車が動くようになったものの、神戸勤務だったわたしは職場の閉鎖で行き場がなくなり、大阪の百貨店の店頭に立つことになりました。

ちょうどその日、震災で家をなくしたお客さまがカウンターにお越しになりました。

大阪の親戚のお宅に身を寄せていたそうです。

なんとか明日から出勤できるようになったけれど化粧品がない。

スキンケアからメイクまで一式、買い揃えたいとおっしゃいました。

彼女は2週間前、家の下敷きになっていたそうです。

 

「女って強いと思わへん?家の下に埋もれてても、2週間後には化粧して出勤するんやもん」

 

はいと答えていいのかどうか・・・理知的な美しい方でした。

せっかくなので新色をご紹介しますね、と言ってフルメイクをさせていただきました。

 

「春らしいきれいな色やねぇ。

震災からいろいろあってメイクどころやなかったけど、やっと元気が出たわ。

明日はきれいにして出勤します。ありがとう」

 

彼女を見送りながら「ありがとう」と言うのは、わたしのほうだと思いました。

 

生か死かというときに、ファッションもビューティもエンタメもクリエイティブもアートもなんの役にも立たないかもしれません。

 

Unsplash / Pixabay

 

でも、落ち着くときはきっと来ます。

 

そんなとき、勇気や元気やよろこびを与えてくれるのは、そういうものたちなんですよね。

ひとに勇気や元気やよろこびを与える仕事に就いているのに、いつまでもクヨクヨしていたら、伝わるものも伝わりません。

 

すばらしい仕事ができてよかった。

もちろん時と場合によるけれど、

自粛なんてクソクラエ

 

そのときどきによく考えて、やるべきことをやっていきます。

では、本日もアドバンストな一日を。

 

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。