「なりたい“あなた”になる講座」には、いくつか宿題があります。

必ずやってね、というのがまいにちの自撮り。

必ずじゃないけど、推奨してるのが月に3冊の読書

 

日本人の平均読書量は月1〜2冊。

この講座は“フツウのキレイ”では満足できないひとが対象なので、平均で安心してたらアキマヘン。

講座のメンバーは読書習慣があるひとたちが半数いたので、あっさりと月3冊に。

 

ジャンルは問いません。

実用書でもビジネス書でもかまわない。

ちょっとズルですが、絵本や写真集もアリ。

 

ほんとうは読みごたえがある、ちょっとハードルの高い本を読んでほしい。

それには理由があるんだけど、読書習慣があまりないひとには、まず本に親しむところから。

 

ただし、できれば文芸書を1冊は入れてほしい。

なぜかというと、ことばのプロの文章は美しいから。

ことばの選びかたに、そのひとならではの着眼点があり美意識があるんですよね。

 

スライド1

 

美しい文章、研ぎすまされた日本語とはどんなものか。

自分では書けなくても知っておく。

口幅ったいけど、そういうのが日本語に対する教養です。

 

文芸書といってもいろいろですが・・・ 

身近なテーマ、共感できる視点、読みやすい文体なら入口としておすすめしやすい。

そんなわけで川上未映子のエッセイ、『おめかしの引力』を選んでみました。

 

本作は、朝日新聞夕刊に6年にわたって連載された、ファッションにまつわる59編をまとめたもの。

1編が950字程度。

ブログ感覚でスイスイ読めます。

 

ところで書名にもある「おめかし」の定義とは、

 

「おしゃれ」と違って、他人の承認が必要ではなく、自分だけで成立するもの

 

川上さんは、おしゃれが好きで、服が好き。

たくさん持ってるけど、なぜかいつも着るものがない。

文中にはニナ・リッチ、シャネル、エミリオ・プッチやらマノロ・ブラニクやらハイブランドがポンポン飛び出すけど、じつは「わたしのおしゃれは失敗だらけ」

 

・・・高い失敗や。

 

本の真んなかあたりにエッセイに登場する、お気に入りアイテムが写真入りで紹介されてます。

 

たしかにエエもん持ってはるんですよ。

これを着こなせないとは残念といわざるをえない。

 

もちろんハイブランドを着れば、誰でも「おしゃれ」になれるわけではないと、川上さん自身がよくご存知。

高額品を購入するとき、思わず日割り計算することやセレブ洗剤(おそらくは“The Laundress”)をもったいないと感じるなど、おしゃれに対して意外にも“ビビり”な一面も。

 

 

「断捨離」がこんなに流行っても、その世界とは対極にいるひとたちの代表。

わたしも服が多いのは仕事のせいにしてるので、「こんまり」なひとより「ミエコ様」みたいなひとが好き。

 

つまり、「おめかし」って「おしゃれ」が好きなんだけど、ファッション感覚に自信をもてないひとのセーフティネットなのね。

 

美人でスタイル抜群、女性誌やファッション誌にモデルばりに登場されてるけど、もしかしたら撮影のときはそうとう気合いを入れておられるのかも→共感(笑)。

 

アートディレクター、吉田ユニさんのキモカワイイ装丁もガーリーだけど一筋縄ではいかない川上ワールドにぴったりです。

 

  

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。