ブログの新カテゴリ「セレブの部屋」。

通称“部室”、第2回のゲストは、日本舞踊家の花柳廸彦太(はなやぎ・みちひこた)さんです。

 

彦太さんは、2歳の頃から祖母のもとで日本舞踊を始め、17歳で名取、20歳で師範に。

現在、日本舞踊家として活躍する一方、芦屋、天満、堺の3ヶ所で門弟の指導にあたっています。

エンターテイメントとしての日本舞踊の魅力を伝えたいという想いから、伝統的な花柳流の舞を継承する一方で、日舞のダンスユニットを結成したり、異分野のアーティストとコラボするなど、活動の幅を広げています。

その華麗な舞は、NHK『紅白歌合戦』、『ぐるっと関西』などTVや雑誌など多数のメディアでとりあげられたほか、“TOP HAIR MAIN SHOW(ドイツ・ドュッセルドルフ)”“A Celebration of Women in the Arts(ニューヨーク・コロンビア大学)”“The 1st-Year Anniversary of the 3.11 Earthquake(ニューヨーク・ラガーディア大学)”におけるパフォーマンスなど、海外においても高く評価されています。

 

4月からは、3ヶ月連続でモデル&ビューティースクール『センス』夢をかなえるセミナー特別篇に登場!

なかなか学ぶ機会のない日本舞踊について指南してくださいます。

日本人のアイデンティティの一部でありながら、現代の生活では忘れがちな伝統的な和の美意識、お稽古をとおして身につける礼儀作法の真髄である心づかい、女性らしい所作・・・

舞踊家だから語れる日舞の魅力とお稽古ならではの愉しみを、レッスンよりひと足先にお届けします。

 

取材協力:YORKYS BRUNCH

 

お稽古を通して、実用的な着付けと所作を学べる

―彦太先生、きょうは洋服なんですね。

日舞の先生というと、どうしても着物のイメージがありますが。

彦太 そうですよね。

じつは着物と洋服の割合は半々くらいなんですよ。

みなさんとおなじで、ぼくもTPOを基準に服装を選びます。

ふだんはもうちょっとカジュアルですが、きょうは取材だからジャケットでいつもより大人っぽく、きれいめにしてみました(笑)。

ぼくとしては、見るからに日本舞踊の先生っぽい格好はしたくないんですよ。

ふだんはこんな格好してる人が「じつは日舞をやってる!」みたいなところがいいんじゃないかと思って。

―それはどうしてですか。

彦太 日本舞踊を日常とかけ離れた特殊な世界だと思ってほしくないんです。

一般の方は、ふだんは着物を着ることは滅多にないでしょう。

日舞は着物でお稽古しますから、ほかのお稽古ごとに比べて、どうしてもハードルが高い面があります。

そこを少しでもなくしていって、気軽に習いやすいように工夫をしています。

―たとえばどんなことですか。

彦太 たとえばお稽古着としては、ゆかたが1枚あればいい、とか。

和服には春は一重、夏は夏ものといった具合に、厳しいルールがあります。

もちろんきちんと守るにこしたことはありませんが、うちでは年じゅうゆかたでレッスンします。

着付けもお教えします。

何度か練習したら、すぐに着られるようになりますよ。

いま、ふつうに洋服を着ているように、昔は着物を着ていました。

踊りに限らず、お茶やお花など和のお稽古を通して着付けを習うと、実用的な着かたが学べます。

踊っても着崩れしない、崩れてもすぐなおせるとか。

もちろん着物にふさわしい美しい所作も学べます。

まずは気軽にやってみる。

楽しかったらつづけてみる。

そんなふうに日舞に入りやすい入口をつくるのが、ぼくの役目だと思っています。

 

 

舞台では一生、振り袖を着られる

―日本舞踊のいちばんの魅力はなんでしょうか。

彦太 それはもう、日本の伝統的な美や芸能をぎゅっと凝縮した総合芸術だということですね。

舞台をご覧になるとわかりますが、歌舞伎のように華やかで艶やかです。

衣装、髪、舞台セット、音楽など、日本の伝統芸能を総動員しています。

そんな空間に身を置けるわけですから、それはもう贅沢の極みですよ。

演じる側にとっては、変身願望がかなえられます

いろんな役になれるし、異空間に行ける。

舞台では一生、振り袖を着られます。

何歳になってもお姫さまでいられる。

むしろ年齢を重ねることで、芸の深みが増す。

そんなところも大きな魅力だと思いますね。

―何歳になっても堂々と振り袖が着られるのはうれしいですね。

一方で、古典芸能だけに、 難解そうとか、とっつきにくい気もします。

彦太 日本舞踊は伝統芸能として長い歴史があります。

そこがすばらしいところである一方、現代人にはネックにもなっているんですね。

古い演目はその表現やストーリーが江戸時代や平安時代だったりして、時代背景がわからないと伝わりにくいところがあります。

日本舞踊にはたくさん演目がありますから、そのなかでもあまり予備知識を必要とせず、ヴィジュアルの美しさを楽しめる作品から入るといいと思います。

 

『鷺娘』花柳廸彦太 写真提供:はなみちかい

 

ぼくが大好きな作品『鷺娘』はその代表ですね。

最初は雪が降るなかを白無垢で登場、衣装の引き抜き(※注:一瞬にして衣装を着替える、日本舞踊の演出のひとつ)があって一転、華やかな舞台に変わる。

そして再び雪のシーンで幕と、流れがとてもわかりやすい。

ヴィジュアル的にもエンタテインメント性に富んでいます。

また、よく舞台を観ていると、繰り返し出てくる音や表現に気づくはずです。

音の出しかたにも決まりがあるんですね。

この三味線の音は川の流れを表しているんだなとか、いま郭(くるわ)にいるんだな、とわかるようになります。

それが古典芸能の“型”です。

ひとつ“型”を覚えると、落語の出囃子でも同じ音が使われたりすると「あ、これ知ってる!」と気づくようになりますよ。

そうやって世界がひろがっていくのも魅力のひとつですね。

 

和の礼儀作法が自然に身につく

 ―日本舞踊をきっかけにして、日本の伝統芸能全般への知見もひろがりそうですね。

彦太 そうです。芸能、芸術を学ぶことで礼儀作法も学ぶことができます。 

最近は和の作法を知る機会がなかなかありませんよね。

祝儀袋の水引の結びかたに種類があるとか、袱紗(ふくさ)も慶事と弔辞で選ぶ色や包みかた、渡しかたも違うとか・・・親も知らなかったりするので、教えられないんですよね。

でも、冠婚葬祭のように肝心な場面で必要だし、知らないと恥をかく。

知らないだけで悪気がないことはわかっているけど、知っていると「彼女、やるな」と見直されたりします。

とくに年配の方からの評価はグッと上がるでしょう。

日本舞踊を習うと、そういう生活にかかわる礼儀や作法も自然に身につきます。

仕事ではバリバリのキャリアウーマンが、和の作法を知っているなんていい意味でギャップがありますよね。

多面的な魅力を感じます。

そういう機会が得られるのも日本舞踊を学ぶ愉しみだと思いますね。

 

『鷺娘』花柳廸彦太 写真提供:はなみちかい

 

 

舞台写真の美しさにみとれますね。

次回は日本舞踊で美しいカラダづくりについて伺います。

どうぞお楽しみに。

 

彦太先生のレッスン、直近は4/9大阪にて。

くわしくは下記をご覧ください。

 

=夢をかなえるセミナー 特別編 日本舞踊(日舞)=
【大阪】
■日時:4/9(土)13:00~15:00
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:オフィスシャDo内(天満スタジオ)大阪府大阪市北区山崎町1−8−3F (※JR天満駅徒歩5分)

【名古屋】
■日時:5/22(日)15:30~17:30
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:STUDIO ZOO
〒460-0008 名古屋市中区栄2-7-13ヴィア白川2F
(※地下鉄伏見駅4番出口より徒歩6分 名古屋市科学館 北へ 2ブロック)

【東京】
■日時:6/4(土)13:30~15:30
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:スタジオ エスパイア
東京都中央区銀座5-14-6橋ビル2地下1階
都営浅草線、または日比谷線の東銀座駅(4番出口)から徒歩1分

レッスンの詳細とお申し込みはこちらから

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。