日本舞踊家・花柳廸彦太(はなやぎ・みちひこた)さんのインタビュー、最終回。

今回は日舞を習うと日常がどう変化するか、そして彦太先生の日常—プライベートについてお伺いしました。

前回までのインタビューは、こちら。

 

日本舞踊家・花柳廸彦太さんに聞く(1)日舞の魅力

日本舞踊家・花柳廸彦太さんに聞く(2)上達の心得とカラダづくり

 

取材協力:YORKYS BRANCH

 

異分野とコラボしても失われない、日本舞踊の本質とは

—彦太先生は洋楽をバックに踊ったり、ライブハウスでイベントを開催されたりと、従来の日舞におさまらない活動もされていますね。

彦太 はい、伝統的な踊りを継承する一方で、時代にあわせてたエンタテインメント性を取り入れるのも、日舞を知っていただく機会になると思っています。

10年くらい前に組んでいたユニット“我風”はそのさきがけだったと思います。

先日もあるマジシャンの方に招かれて、コラボしたところなんですよ。

マジックにも和妻(わづま)といって日本流の手品があるんです。

オープニングで少し踊らせていただいて、マジックのお手伝いもさせていただきました。

マジックの舞台は初めてだったので、いい経験になりましたね。

異なった分野とのコラボは、日舞においてもチャレンジだと思いますが。

彦太 偏りすぎなければいいと思うんです。

ぼくがポイントだと思うのは、品があるかないかです。

—品があるかないかは、どこで決まるんでしょうか。

彦太 日舞の基本を身につけたうえで、古典として確立された型を守っていれば、音楽や衣装、演出上ですこし外れていても、踊りの本質が崩れることはないとぼくは考えています。

 

品が悪いというのは、やりすぎたり、色物になってしまうことですね。

色物にも独特のおもしろさ、楽しさがありますが、それは日舞に求められていることではないと思います。

たしかに古典の言葉は難しいかもしれませんが、かといってお客さまに媚びるほど崩してしまっては行き過ぎです。

たとえば、かわいく見せる仕種にしても、古典なりの技法があるんですね。

そこから醸し出される雰囲気は、古典ならではの“品のよさ”であって、知識がなくても見る人には伝わるはずです。

ぼくはそう信じて踊ってます。

 

『高雄懺悔』花柳廸彦太 写真提供:はなみちかい

 

日常生活では感じられない時間

—日舞を習うことで、日本文化の本質にもふれることができそうですね。

ただ、言葉の難しさがハードルを上げている面がありませんか。

彦太 だからこそ洋楽やJ-POPなど、よく知られた曲で踊って、まず動きの美しさを見ていただきたいなと思って。

たしかに日舞の世界はいまの生活とはかけ離れているかもしれないけど、それがむしろいい刺激になっているとおっしゃる生徒さんは多いですよ。

—たとえば、どんなふうにですか。

彦太 看護の仕事をなさっている方がお稽古場に来て「ここだけは時間が止まってる」とおっしゃってました。

お勤め先ではテキパキとお仕事なさっていて、時間がたつのがすごく速いそうなんです。

お稽古場では時間がゆったり流れている。

体感的には、お勤め先の半分くらいだと。

それがとても癒されるそうです。

「先生にはこれが日常かもしれないけど、わたしには特別な時間

これが絶対に必要」

そうおっしゃって、なんとか時間をやりくりしてお稽古にいらっしゃいます。

 

ゆったりした時間の流れを感じる、お稽古の様子。 写真提供:はなみちかい

 

プライベートの過ごしかたは・・・

—なるほど、現代のライフスタイルにないところが新鮮なんですね。

先生にとっての日常は、わたしたちにとっての非日常なんですよね。

プライベートはどんなふうにお過ごしですか。

彦太 プライベートですか・・・なにしてるかな・・・団体行動が昔から苦手で、ひとりで過ごすことが多いかな。

フィットネスに行ってトレーニングしたり、泳いだり、整体に行ったり、お買い物したり・・・。

洋服は好きですね。

小柄なので、サイズ感があうのがインポートのキッズサイズだったりするんですけど。

アルマーニ・ボーイズ、ZARAボーイズ・・・とか。

買ったものもそのまま着ないで、お直しに出したり、自分で手を入れたりして着ていますね。

では最後にレッスンに参加されるみなさんにメッセージをお願いします。

彦太 日舞にはハードルが高いイメージがるかもしれませんが、やってみたら案外、日常生活の延長線上にあることがわかっていただけると思います。

レッスンでお目にかかれるのを楽しみにしています。

—ありがとうございました。

 

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取材協力:YORKYS BRUNCH   撮影:豊川月乃さん

 

日本舞踊だけでなく、バレエの素養をおもちで、タカラヅカやミュージカルなどさまざまなエンタテインメントに通じている彦太先生。

幅ひろい視点で指導をしてくださいます。

今回のインタビューをきっかけに、日舞の世界が少しでも身近なものになればさいわいです。

彦太先生のレッスン、直近は4/9大阪にて。

すでに残席はわずか。

お申し込みはどうぞお早めに。

くわしくは下記をご覧ください。

 

=夢をかなえるセミナー 特別編 日本舞踊(日舞)=
【大阪】
■日時:4/9(土)13:00~15:00
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:オフィスシャDo内(天満スタジオ)大阪府大阪市北区山崎町1−8−3F (※JR天満駅徒歩5分)

【名古屋】
■日時:5/22(日)15:30~17:30
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:STUDIO ZOO
〒460-0008 名古屋市中区栄2-7-13ヴィア白川2F
(※地下鉄伏見駅4番出口より徒歩6分 名古屋市科学館 北へ 2ブロック)

【東京】
■日時:6/4(土)13:30~15:30
■受講料:3,780円(税込、事前振込)
■定員:15名(先着順)
※女性限定とさせていただきます
■持ち物:浴衣一式、足袋 
※浴衣レンタルの場合は一回500円(税込)を当日現金でいただきます(先着5名様のみ)
■会場:スタジオ エスパイア
東京都中央区銀座5-14-6橋ビル2地下1階
都営浅草線、または日比谷線の東銀座駅(4番出口)から徒歩1分

レッスンの詳細とお申し込みはこちらから

 

部室の第3回は、『セミナー講師の教科書』を出版されたばかりの立石剛先生です。

こちらも近日掲載。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

  

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。