なりたい「あなた」をプロデュースする、やまだみゆきです。

きょうも人前に立つ3人の方に向けて書いてみます。

 

1. もしかしたら自分はダサいんじゃないかと心配な方

2. 「重要なのは中身だ、外見じゃない」と思ってる方

3. 自分の魅力は“コレ!”と、ひとことで説明できない方

 

先日、友人のAさんと話していて、気づいたことがあったのでシェアします。

彼は東京のセミナーで、ある有名講師から

 

「キミはダサいんだよ。

講師をめざすなら服装を変えたほうがいいね。

いまのキミからなにかを教わりたいとは思わない」

 

と、言われたんだそうです。

 

・・・手厳しいですね。

 Aさんはうなだれていました。

 

ふつう、他人の服装を「ダサい」と断罪するひとはいません。

 

理由は2つあります。

ひとつは、相手を傷つけたくないからです。

そんなこと言ったって嫌われるだけ。

だからその講師の方は、ある意味とても率直にAさんを思って発言されたんでしょう。

でも、ちょっと説明不足だったかも・・・

 

もうひとつは、たいていのひとは「ダサい」と「カッコいい」の違いを客観的・論理的に説明できないからです。

Aさんはその講師を尊敬していたので素直に受け入れたようですが、ふつう「ダサい」なんて言われたら、理由を聞きたくなりますよね。

ちなみにその方は、ファッションのプロではないそうです。

 

では、どうして説明できないのか。

今回はこれについてお話ししましょう。

 

klimkin / Pixabay

 

ファッションのプロと一般人の違いとは

さて、次のセミナーに登壇するときのジャケットを買いにいくことにしました。

そのとき、選ぶ基準はなんですか。

 

手持ちのインナーやボトムスに合うから。

ベーシックなデザインで無難そうだから。

予算の範囲内だから。

販売員に勧められたから。

流行してるし、みんな着てるから。

名の知れたブランドで安心だから。 

 

・・・いろいろあるでしょう。

どんな理由でも、根柢にはこれがあるはずです。

 

気に入ったから。

 

気に入った度合いは「まあまあ」から「とっても!」まで幅はあるでしょうが。

最終的な決め手は「好き嫌い」です。

 

当然です。

それしか判断基準がないからです。

 

プロは違います。

 

プロの基準は、「ふさわしいかどうか」です。

たとえばA さんのように講師であれば、

 

セミナーや講演の内容に対して一貫性があるか。

クライアントが魅力的に見えるか。

クライアントのヤル気にスイッチが入るか。

クライアントの目的にかなっているか。

体型やカラダグセをカバーできるか。

知性を感じさせるか。

日頃の言動と違和感がないか。

セミナースライドと調和するか。

その場に立って引き立つか。

受講生にアピールするか。

受講料以上の講師に見えるか、などなど・・・

 

これらはほんの一部です。 

講師か、司会者か、経営者のプレゼンか、ビューティコンテストか。

クライアントによって“ふさわしさ”の基準が変わります。

そしてその理由を説明できるのが、プロなんです。

 

ファッションは、センスや感性、感覚で決まると考えておられる方が多いです。

生まれ持ったものなので、「ダサい」なんて言われようものなら、センスがないから「しょうがない」とあきらめてしまうんですね。

 

もちろんズバ抜けてセンスのいい方はいます。

でも、ファッションにもロジック(理論)があります。

あなたのまわりにも10人中8人くらいから「あのひと、おしゃれよね」と認められているひとがいるでしょう。

それは「おしゃれだな」と感じさせるルールを押さえているからです。

ルールがあるということは、再現性があるということです。

つまり「学べば誰でもできる」わけですね。

 

そうしたルールを理屈ではなく感覚で理解できる方を「センスがいい」といいます

 

ファッションのロジックは、たまーにファッション雑誌を読むくらいではわかりません。

ファッション雑誌の収入源は広告です。

洋服が売れなければ困るので、売れるための情報しか提供しません。

 

donterase / Pixabay

 

また、ファッションを職業としていても、自分の得意なスタイル以外はコーディネートできないひともいます。

そういうひとは“感性”だけでファッションを理解しているので、応用がきかないんです。

自店の服は売れても、他店の服は売れない販売員もいますから(自店でNo.1をめざすのであれば、それでOKです)。

 

誰だって魅力的になれる

ファッションにどんなロジックがあるのか。

たとえばわたしが開催しているスタイリングレッスンは、澤木祐子理事が心理学とファッションを融合させて体系だてたものです。

パーソナルカラーや骨格診断、体型分析などもロジックの一種です。

 

専門的なことは省きますが、これらのスキルは学べば習得できます。

あなたもパーソナルカラーや骨格診断を受けたことがあるかもしれませんね。

ただ、一度受診したくらいで飛躍的にセンスアップされる方は、ほとんどいません。

 

たとえば2時間のセミナーを受けただけで英語がペラペラになるひとはいないでしょう。

ファッションもおなじ。

ロジックがあるということは「誰でも習得できるが、継続して学ばなければマスターできない」ということですから。

 

Aさんはファッションにもロジックがあることを知って驚いたようでした。

でも、ロジックを知れば素敵に見せるられるとわかって、すこし安心したようです。

 

英語との違いは、ファッションのロジックを学ぶと「自分の魅力がわかる」こと。

だって装いの究極の目的は、自分の魅力を引き立てることですからね。

 

魅力的に見えるかどうかを決めるのは他人です。

ファッションのプロは「他人からどう見えるか」をものすごく研究しています。

だから「ダサい」と「カッコいい」の違いを客観的・論理的に説明できるんです。

 

Cillac71 / Pixabay

 

もっとも、人間はいくら似合っても好きではないものを着たいと思いません。

好きな服を着ればいいんです。

ただ、判断基準が「好き嫌い」しかないと失敗が多くなることは知っておきましょう。

 

一方、女優や俳優、モデル、タレントは好きでないものでも、似合うように着こなすことができます。

じつはこれも“似合わせかた”、“見せかた”があるんです。

これについてはまた別の機会にお話ししましょう。

  

学ぶのがめんどうな方はプロのチカラを借りることです。

英語ができなくても、必要があれば通訳を雇うように。

スタイリストに服を選んでもらってもいいし、スタイリングレッスンを受講すれば、あなたも自分で“ふさわしい”服を選べるようになりますよ。

 

また7月3日からの「なりたい“あなた”になるブック&講座0期生」では、人前に立つ方に求められる“似合わせかた”“見せかた”のお話もします。

説明会は満席になりましたが、講座はほんのすこしお席があります。

こちらからお問い合わせください。

 

  

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。