きものは豪華でなくても優雅であればいい。
立派でなくても洒落たものであればいい。
−池田 重子

 

 

日本一の着物コレクターとして知られる池田重子さん。

冒頭のことばは、和装に限らず、おしゃれ全般に通じます。

 

 

いまは、これさえ着ていれば誰でもおしゃれに見える服などありません。

これさえあれば一生モノという服もありません。

1着数十万のハイブランドなら安心かというと、まったくそんなことありません。

 

 

30メートルも離れてしまえば、ほとんどのひとはエルメスと偽エルメスの区別がつきません。

でも、センスがいいか悪いかの区別はつきます。

美意識が高いか低いかの違いはわかります。

 

 

どこで差がつくのか。

スタイリングで決まるんです。

 

 

池田重子さんが1993年から開催してこられた『日本のおしゃれ展』。

今回が9回めとなります。

 

『日本のおしゃれ展』最大の特色は、そのコーディネートです。

大正から昭和のものが大半ですが、昔の再現ではありません。

 

 

時代や着物の格を揃えるといった約束ごとを押さえつつ、すべて現代の感覚でスタイリングされています。

1体ずつ物語を感じるようなタイトルがついていて、「どんなひとが着ていたのだろう」という想像をかきたてられます。

 

こういう感覚は、スタイリストが広告や雑誌の特集のために洋服をスタイリングするのとまったくおなじです。

 

 

ファッションの世界観をつくっているのは「クオリティ、テイスト、スタイル」です。

洋服も和服も変わりません。

 

 

コーディネートの妙味について、池田さんはひとつひとつが「ソロ」でゆける価値あるものが、組み合わされてよりいっそう魅力的な交響楽を奏でる」とおっしゃっています。

そのセンスをひとことに集約すると、“粋”

 

 

色あわせとか柄の揃え方とか、洋服にそのまま取り入れられそうですね。

着物を着るときは、むしろ洋服センスで着ればいいって思いますよね。

 

『日本のおしゃれ展』の大阪開催は、意外にも今回が初めてとのこと。

一昨年10月に逝去されたため、残念ながら本展も今回が最後となるようです。

 

 

写真撮影も自由におこなえます。

一眼を持っていけばよかった…。

 

来週19日までです。

では、本日もアドバンストな1日を。

 

〜日本のおしゃれ展 最終章〜
 
2017年6月7日(水)〜19日(月) 
9階 阪急うめだギャラリー
 日〜木曜日 午前10時〜午後8時
 金・土曜日 午前10時〜午後9時
✳︎ご入場は閉場30分前まで。最終日午後6時終了。
 入場料/一般900円、大学・高校,中学生700円
詳細はこちらから。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。