なりたい自分をプロデュースする、やまだみゆきです。

 

きょうは、お客さまからのよくある質問にお答えします。

きっと、こんな方たちのお役に立つはず。

 

1. いま、養成機関でパーソナルカラーを学んでいる方

2. 実践経験が2年未満のカラーアナリストの方

3.カラー診断を受けて、疑問がたくさんある一般の方

 

後半はすこし専門的な話になります。

みなさん、お忙しいと思うので、結論から先に書きます。

 

「パーソナルカラーは変わる可能性があります」

 

異論も承知でお答えしました。

これが現実的・体験的な結論です。

 

 

パーソナルカラーを分析したり、診断したりする手法はいくつかありますが、基本的なやりかたはおなじ。

色布やカラーボードなどを胸に当て、顔うつりのよい色を調べます。

 

 

目的もおなじ。

あなたの魅力を引き立てる、お似合いになる色の傾向を知ることです。

 

なぜ一生、変わらないと思うのか

日本人は黄色人種ですが、日に焼けて黒人になったりしないし、美白のしすぎで白人になりません。

パーソナルカラーの発祥はアメリカですが、人種のるつぼだけに、「変わらない」という発想はそこからうまれたと考えられます。

ある程度変化はしても、おなじカラータイプの色域内という解釈ですね。

 

bbolender / Pixabay

 

わたしが初めてパーソナルカラーを学んだ’91年頃は、カラー分析を受けた日本人はまだ少なかった。

データが揃っていなかったのです。

当時は養成機関で「一生に一度診断すればいい」と教わりました。

 

あれから四半世紀が経過。

日焼けや加齢、体調の変化などで以前似合った色が似合いにくくなることが、実際に「ある」と体感しました。

たとえばわたしはWINTERですが、年齢とともにWINTERの範囲でも明るめの色が似合いやすくなってきています。

また、黄みの強い色が苦手なので、イエローに限定していえば、年齢とともにWINTERよりSUMMERのイエローのほうが似合うようになってきました。

 

変化の根拠を考える

ここからはパーソナルカラーや色彩理論を学んでいない方には煩雑な内容になります。

標題の質問とその理由にはお答えしたので、理解を深めたい方の参考にしていただけると幸いです。

 

パーソナルカラーの各グループがどういう名称であっても。

色布やカラーボードを使って肌色を見わける手法をとっているなら、色を分類する基準は以下の4点。

 

・明度(明るさ、濃さの程度)

・彩度(色の強さの程度)

・清濁感(色のくすみの程度)

・青み/黄み

 

何種類に細分化されていたとしても、ベースとなっているのは4つです。

 

 

SPRING(春)、SUMMER(夏)、AUTUMN(秋)、WINTER(冬)。

シーズンの名まえがついた分類が最もポピュラーですね。

4つのグループは、4つの要素(明度・彩度・清濁感・青み/黄み)のかけあわせです。

それぞれを見ていくと、共通項があるのがわかります。

下の図をご覧ください。

 

 

・SPRINGとSUMMERの共通項=明るい

・SPRINGとAUTUMNの共通項=黄み

・SPRINGとWINTERの共通項=鮮やか、澄んだ

・SUMMERとAUTUMNの共通項=穏やか、濁った

・SUMMERとWINTERの共通項=青み

・AUTUMNとWINTERの共通項=濃い

 

パーソナルカラーが変わるといっても、無秩序に変化するわけではありません。

ふたつのグループの共通項にあたる要素の範囲で揺らぎます。

SUMMERとSPRINGの要素をもつ方は、日焼けによってSPRINGの傾向が強く出る場合があります。

若い頃、WINTERだった方が加齢により、SUMMERに変わるといった例も少なくありません。

 

実際の変化というより概念です。理解の一助に。

 

もちろん、一生、変わらない方もいらっしゃいます

 

まとめると、

・パーソナルカラーは変わる可能性があるが、個人差がある。

・色グループは変わらなくても、似合う色域が変わることもある。

・似合う色域がふたつのグループにまたがっている場合、肌色の表面的な変化によってパーソナルカラーが変わることがある。

 

では、どう対処するか

ふたつのグループの共通項に注目してください。

 

・SPRINGとSUMMERの共通項=明るい

・SPRINGとAUTUMNの共通項=黄み

・SPRINGとWINTERの共通項=鮮やか、澄んだ

・SUMMERとAUTUMNの共通項=穏やか、濁った

・SUMMERとWINTERの共通項=青み

・AUTUMNとWINTERの共通項=濃い

 

パーソナルカラーは無秩序に変化するわけではない、と書きました。

言い換えると、得意な(=似合う)色域の幅がひろがったり、狭くなったり、揺らいだりするということです。

 

たとえば、日焼け前はSUMMERだったけど、日焼け後にSPRINGと言われる方は、おおむね明るい色が得意です。

 

そこでこんなふうにワードローブの色彩計画を立ててはいかがでしょう。

明るい色が得意な方は、濃茶や濃紺だと地味でおとなしくなりがちです。

一方、明るいベージュかライトグレイなら、どちらも結構いけるはず。

そこで仕事用のスーツは明るいグレー系で揃え、シャツなどのインナーは淡いピンクやブルーなど涼しげなパステルカラーを合わせます。

日焼けしたら、シャツは明るいイエロー、ターコイズ、ミントグリーンなど黄み寄りのパステルカラーにチェンジします。

 

ブラック、ネイビー、ブラウン、グレー、ベージュ。ベーシックな色は、明るさ(濃さ)がポイント。SUMMERには真っ黒よりベージュが似合うひとがいるし、ベージュより黒が引き立つAUTUMNのひともいます。

 

グループに無理に当てはめようとするから混乱します。

最近は、グルーピングしないカラーシステムもあります(なかがわやすこ先生のグラデーションカラースケール)。

シーズン分類に懐疑的な方は、そうした分析方法を選ばれるのも一案です。

 

パーソナルカラーの問題点

大事なことなので、もう一度書きますが、パーソナルカラーの目的は、あなたの魅力を引き立てる、お似合いになる色の傾向を知ることです。

以前似合った色が「似合わなくなった」と感じたら、もう一度、分析を受けられてはいかがでしょう。

 

 

パーソナルカラーは、カラーコーディネートが苦手な方や効率的にお買い物をしたい方には便利なシステムです。

一方で「似合う色以外は着てはいけない」という思いにとらわれてしまうと、おしゃれはとても窮屈になってしまいます。

 

そもそもトレンドはパーソナルカラーに合わせて変化しません。

お店に行くと「黒とベージュばっかり」「白とパステル系ばっかり」ということがあります。

化粧品業界ではカラーパレットの商品開発をするとき、意図的にパーソナルカラーに沿った配色をしないことがあるくらいです。

 

パーソナルカラーは目安として、似合う色調の傾向を知っておくほうが合理的なショッピングができます。

 

わたしの場合は、青みの強い色が得意で、紫系は全シーズンの色をお構いなしに着ています。反対に黄みの強い色が苦手でWINTERでもイエロー、グリーン系は顔うつりのいい色は限られます。WINTERの色すべてがおなじように似合うわけではないのです。でも似合う色の傾向を知っていると、パーソナルカラーの理論をベースに多彩な色を着こなせるようになるし、苦手な色を似合うようにアレンジできるようになります。色の道は奥が深い(笑)。

 

たとえばWINTERの濃いグリーンが似合う方は、AUTUMNの焦げ茶が似合うことがあります。

そういう方は「深みのある濃い色が得意」と覚えます。

買い物に行って、淡いグリーンと濃いグリーンのTシャツのどちらを買うか迷ったら、濃いグリーンを選べば大きな失敗はありません。

 

とはいえ、どなたにも誰が見ても「すごく似合う!」とわかるベストカラーがあります。

残念ながら色を正確に覚えるのはプロにも至難の業。

布見本などのカラースウォッチに印をつけておくと便利です。

携帯すれば、いいお買い物ができるでしょう。

 

お店の照明によっても色の見えかたは変わるので、実物がいちばん間違いありません。この写真も正確な色が出てません(笑)。

 

さて。

デビュー間もないカラーアナリストやパーソナルスタイリスト、イメージコンサルタントの方のご質問を受け付けています。

ブログで紹介する形でお答えします。

お気軽にお問い合せください。

 

また、パーソナルカラーや骨格診断、オーガナイズの資格を持っている方が副業または起業してマネタイズするビジネスの方法についてお教えする、日本パーソナルコーディネーター協会の認定講座を開催しています。

現実的、実践的、現場で役立つアドバイスをいたします。

 

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では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。