コンテストの服装は、ファッションじゃない

たとえば、ミスコンのように美を競うコンテストであれば、衣装対策の講座があるほど。

 

でも、スピーチだったり、プレゼンだったり、セミナーコンテストのように、おもにコンテンツを競う場合はどうか。

 

とりあえずスーツでいいや。

一張羅はあれしかないから。

服装なんて本題と関係ないし、身だしなみ程度で充分。

 

そんな感じで選んでいませんか。

 

それは、コンテスタント(出場者)としての視点です。

審査員はもっと高いところから見ています。

当然、服装についても視点が違います。

 

審査員は、服装を自分ブランドの表現として見ています。

だから、発表する内容と本人の服装のイメージがぴったり合っていれば、評価が高くなります。

ブランディングできている=語るにふさわしい、と受け止めるわけです。

 

SimonaR / Pixabay

 

審査員が服装に言及したとします。

たとえば、

 

「エコの話なのに、ギャルっぽい服装ですね。どうしてですか」

「明るいキャラクターなのに、そのスーツは固過ぎないですか」

 

それより、

 

「きょうの服装は、プロフェッショナルであることを表現してますね」

 

こう言われたほうが断然いいですよね。

 

もし、オブザーバー(お客さま)に順位を決める投票権があったとしたら、審査員のコメントは確実に影響を与えます。

 

審査員が服装にコメントするのは、コンテンツの一部だと認識しているからです。

でも、これに気づいている人は、はっきり言ってまだ少ない。

少ないからこそ、チャンスです。

 

 

勝つ人には、高い視点がある

先日、第30回セミナーコンテスト大阪大会に出場された永尾千里さんも、ギリギリまで衣装で悩んでいらっしゃいました。

 

ヨガインストラクターとして登壇するので、ヨガウェアを着たい。

顔うつりがよく、スライドにも使っている黄色のウェアを選んだものの、前日まで決めかねていたようでした。

 

「普段着っぽいですよね」

 

手持ちに、彼女の明るさが引き立つ濃いピンク系のウェアがあるので、持っていきました。

当日、試着していただいて、鏡で全身を見たとき、「安心する」「気分が上がる」「この服、好き」と思えたらこれで登壇してください、と話しました。

 

このウェアを選んだ理由はもうひとつありました。

ファスナーをあけると、下に着た、彼女のお気に入りのウェアも見せることができます。

これが精神的に安心材料になるように感じたからです。

 

 

永尾さんは優勝されました。

 

優勝したのは彼女のコンテンツがよく、メッセージが明確で、スライドもわかりやすく、すぐに実践できるノウハウだったからです。

そして、語るにふさわしい経歴の持ち主だったからです。

自分に合った衣装を着ると、発表にさらに説得力が加わります。

 

落ち着いた語り方、困っている人の助けになりたい、という気持ちが伝わってくるセミナーでした。

それほどの方なので、どんな服装でも、きっと優勝されたでしょう。

でも、メッセージが明確で、スライドもわかりやすく、すぐに実践したくなるノウハウを10分にまとめることができる人は、衣装の重要性を知っています。

ほかのコンテスタントより高い視点があるから、優勝できるんです。

 

セミコン大阪大会でも数人の出場者が、衣装についてコメントを受けていました。

コンテスタントにとって衣装は「身だしなみ」でも「おしゃれ」でもありません。

「自分ブランド」の表現です(大事なことなので2回言いました)。

 

昨年、一昨年とセミコングランプリのコメンテーターを務めた豊川月乃さんも、先日のインタビューで「上に行きたい人は、みんなと一緒でいい、という発想ではダメ」とおっしゃっていました。

 

コンテストに出場される方は、頭ひとつ抜きん出るために、ほんとうにその服装でいいか、一度、考えてみてくださいね。

 

 

永尾さん、おめでとうございます。

昨年からの努力が報われましたね。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。