プロフィール写真は、パーソナル・ブランドを構築するうえで、とても重要です。

必ずプロに撮ってもらうようにおすすめします。

そのために衣装をどう選ぶか、ブランディングをどうするかについては、ご相談を承っています。

 

プロフィール写真は、企業でいえば「ロゴマーク」のようなもの。

いわばオフィシャルな“あなた印”です。

一方で、日頃、SNSやブログにアップするあなたの写真は、もっとパーソナルなもの。

自撮りをしたり、誰かに撮ってもらった写真ということになりますよね。

プロが撮るほど完璧には仕上がりません。

だからこそ、素のあなたが伝わることで、身近に感じてもらえるといいですね。

 

カメラアプリで実験してみた

最近のカメラアプリは多機能で、プロ仕様並みにいろいろな加工ができます。

とくに女性には美白、美肌、ぼかし、ソフトフォーカス、キャッチ(瞳に光を入れる)など、機能が豊富。

 

さて、問題はこの機能をどの程度活用するかです。

シミとかシワとか、できれば飛ばしたい。

でも、あまり作り込みすぎると不自然になる。

だいいち、会ってみたら

「別人だ!」

「詐欺だ!」

「騙された!」

と言われると逆ブランディングになっちゃいますよね。

どのくらいまでなら、加工が許されるのか。

 

実験してみようじゃないの。

 

わかりやすいほうがいいと思いますのでね、下の写真なのですが。

やまだみゆき、55歳、スッピンです。

髪もいつものように結わえていません。

シミもシワもガン見えですね。

 

 

どこまで隠せるか。

比べてみよう。

 

まず、「moreBeaute2」というアプリ。

美白と美肌をスライダーで調整するシンプルなもの。

 

スクリーンショット 2016-04-04 5.53.23

 

プレゼンテーション1

 

美白、美肌加工って単に明るくなるんじゃなく、全体にピンクがかるんですね。

25%でシミが全滅、50%あたりで目尻のシワと法令線がほぼ消滅。

 

スライド2

75%以上になると立体感がなくなって、ややのっぺりした顔に。

髪や服の色と素材感が完全に変わっています。

 

次に、「女神カメラ」というアプリ。

こちらはアイキャッチを入れられます。

色調整やさまざまな表面効果のフィルタも豊富。

 

スクリーンショット 2016-04-04 5.53.44

 

スライド3

目に白く光るアイキャッチを入れ、カラーフィルターを適用。

全体に明るくなり、アイキャッチの強さをあげると瞳がキラキラに。

いわゆる「目力」がアップする感じ。

 

スライド4

 

さて、あなたならどのくらいまで許容できますか。

 

シミ、シワは消えても、消してはいけないものがある 

以前、フォトグラファーの渕上真由さんにお話を伺ったとき、こんなことをおっしゃってました。

 

「自撮りの加工は『完璧!』と思う仕上がりの75%程度でやめておくこと」

 

シミもシワもぜーんぶ飛ばすと、かえって顔の輪郭がハッキリしちゃうんですよね。

 

顔の輪郭のラインがね、どうしても若いひとほどシャープには出ないんですよ。

女優さんの配役って、それで決まるって聞いたことがあります。

このラインにシャープさがなくなったら“主役”から“母親役”になるんですって。

 

50代のシルエットに20代の肌では、やっぱり不自然。 

美白・美肌加工は表面の質感をなくしてしまうので、やりすぎるとロボットみたいになります。

肌だけでなく、服もまわりの背景もツルツルになるので、よけい不自然に。

 

質感を損なわず、ほどほどにシミやシワをカバーできるのは、(年齢や肌のダメージ具合など)人にもよりますがスライダーの位置なら18%くらいまででしょうか。

真由さんがおっしゃる、『完璧!』と思う仕上がりの75%の範囲も、そのあたりが限度ではないかと思われます。

 

最近の写真加工アプリには、Photoshopなみにレタッチできるものも登場しています。

小顔にしたり、鼻を高くしたり…

ツルツルになった肌に合わせて、そこまですればバランスがとれるかもしれません。

でも、それってあなたの“顔”だけじゃなく、“人生”をも否定することになりませんか。

 

じつはわたし自身は、自撮りをしてもほとんど美白・美肌加工を使いません。

画像上で肌質をいじるより、表情がよければ肌の七難を隠すと思ってるから。

とくに年齢を重ねれば、なおさらのこと。

加工アプリも美容整形といっしょで、やってるのかやってないのかわからない程度、でとめておくのがいちばんいいバランスじゃないのかな。

 

まあ、安易に美肌加工に頼るのは、仕事で撮影をする者としては敗北だと思っているから、というのもある。

じつは光とか立ち位置とかアングルを工夫したほうが、加工よりずっと自然な美肌効果があるんですよねー。

しかもオリジナリティを感じられる写真になります。

 

ただし、いろんなフィルタやエフェクトを使い、写真全体の色調や質感を変えて雰囲気を演出することはします。

一眼レフにもカラーフィルターやいろんな効果を出せるレンズがあるので、その感覚に近いかも。

これについてはまた機会を改めて紹介しますね。

 

もちろん、加工アプリを否定しないように美容整形も否定はしません。

わたしは絶対したくないけど。

 

大人には大人の美しさがあるんです。

若さに必要以上にしがみつくのはやめましょう。

もちろん、お肌のお手入れは楽しくつづけながら。

そのうえで、40歳過ぎたら女性も自分の顔に責任を持ちたいものですね。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。