あなたの強みを見える化する、
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

世間がSMAPの解散問題で揺れている間に。

イギリスの俳優、アラン・リックマンが亡くなりました。
デヴィッド・ボウイとおなじ69歳。
癌だったそうです。

アラン・リックマンは、『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプ役でおなじみですね。
ほかの誰もがシーンによって衣装が変わったり、成長とともに制服が変わったりするのに、スネイプは10年間まったく同じ衣装だったそう。

それは彼がまわりの誰ともなじまないキャラクターだったから。
変化を好まない、内にこもるタイプなんですね。
だから衣装が変わらないことにも意味があるのだと。

リックマンは作者のJ.K.ローリングに直接そう説明されたとか。

映画の衣装はファッションやおしゃれが目的じゃありません。

人物描写の一部なんです

衣装によってキャラクターを定義づけるんです。

アラン・リックマンの出世作『ダイハード』にもそれを感じさせるシーンがあります。

 

人質にした日系企業のタカギ社長に、リックマン扮するハンス・グローバーが言います。

 

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「いいスーツだな。
ロンドンのジョン・フィリップスか。
わたしも2着持ってるよ。
噂ではアラファトも買ってるらしい」

服に関する蘊蓄といい、スタイリッシュな着こなしといい、
テロリストにしては身なりがよすぎる。
それでジョン(ブルース・ウィリス)は、犯人が強盗であることを見抜きます。

 

だけどジョン・フィリップスって聞いたことないんですよね。

“John Phillips, London”では、いくら検索かけてもヒットしないんです。
ヒットするのはすべて『ダイハード』がらみ。
映画データのサイト“imdb.com”の大量のトリビアにも衣装のことはなく・・・

(ジョン役はリチャード・ギアを想定してたとか、アル・パチーノに打診したら断られたとか、奥さん役はメリル・ストリープ、グレン・クローズ、ゴールディ・ホーンが候補だったとか、ハンス役はサム・ニール(ジュラシック・パーク、奥さまはメイクアップアーティストの渡辺典子)に断られたとか・・・もはや考えられないキャスト。笑)

らしい感じを出すために、脚本家が架空のブランドをつくったのかも。
もしかしてサヴィルロウあたりの知る人ぞ知る老舗だったら、誰か教えてください。

 

photo credit: Bespoke_7639 via photopin (license)

 

さて、ほとんどの人は“自分の好み”で服装を選んでいます。
服装に対する関心度が高くても低くても、嫌いなものは身につけません。
知らず知らずのうちに、着ているものには人となりが表れているのです。

それを知ったうえで、自分をどういう人として印象づけたいかを考えること。
それが印象戦略に基づいたスタイリングです。

 

たとえば集客のためにどんな工夫をしていますか。
SEO対策や広告も大事です。
その前に、あなた自身が「会いたい」と思われるような人かどうか。

 

あなたを知らない人がそれを判断する手がかりは外見しかありません。
ハンスのようであれば「稼いでいる」と思われます。
ジョンの風采では「そこそこクラス」としか思われません。

いいノウハウを持っていても、それが伝わっていない外見の講師やコンサルに、高額な報酬を払うのはためらいませんか。

よいコンテンツには、よいパッケージが必要です。

あなたは、お客さまにはどんな人だと思われたいですか。
人前に立つ方は、一度“自分の好み”ではなく、“お客さまの好み”で服装を考えてみてくださいね。

 

さて、クリスマスにも観たけど、リックマンを偲んでもう一度『ダイハード』を観ます。

では、本日もアドバンストな一日を。

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。