スタイリングから、クリエイティブまで、あなたの強みを“見える化”する、
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。



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ミュージカル『CHICAGO』を観てきました。

 

来日公演は2002、2003、2005、2007、2009、2012年。
2012(ダイジェスト版)、2014年はタカラヅカOGバージョンを観劇。

 

・・・99年の初来日以外、毎回観ているのですが、何度、観ても飽きません。
1回の来日公演で、初日、中日、楽日と3度足を運んだことも。

 

ここ数年のパンフレット。まだたくさんある。

 

再演版の『CHICAGO』がブロードウェイで開幕して、来年で20年。
現在、ブロードウェイで上演されている作品としては『オペラ座の怪人』に次ぐ、歴代2位のロングラン記録を持っています。

 

ブロードウェイは人気がないと数日でクローズしてしまいますが、人気が出ると延々ロングラン。
そんな『CHICAGO』も最近は客足が落ちてきているとか。
夏場などの閑散期には観光客対策として、話題性のある俳優を投入してます。

 

たとえば弁護士ビリー・フリンなら、パトリック・スウェイジ、テイ・ディグス(映画版でバンドリーダーを演じた)、アッシャー、マイケル・C・ホールなど。
ロキシーならメラニー・グリフィス、アシュリー・シンプソン、ブルック・シールズ、クリスティ・ブリンクリー、ブランディなど。
米倉涼子も1週間限定で舞台に立ちました。

豪華なセットに衣装。
素人目にも華やかな『オペラ座の怪人』に比べ、『CHICAGO』はモノトーンとゴールドがスタイリッシュとはいえ、舞台も衣装もシンプルの極み。
テーマもやや反社会的で、シニカルです
(だけど人間賛歌なんですよね。
舞台版は映画版のような屈折したサクセスストーリーとはニュアンスが違う)。

そんなちょっとメンドクサイ演目が、なぜ20年以上も人気を保っているのか。

 

上から98年ロンドンキャスト版、75年のブロードオリジナルキャスト版、下はロングラン10周年記念エディションのCD。

それは、オリジナルキャストがつくった役の“型”を受け継ぎながらも、演じる役者の自由度が高いからだと思います。

 

役の魅力×役者自身の魅力が相乗効果になる作品なんですよね。
だから、“誰が”演じるかで、キャラクターの解釈がひろがったり、変わったりする。
それが作品に新しい魅力を加える。

 

『CHICAGO』は、役者の魅力に負うところが大きい作品です。

 

ブロードウェイのミュージカルの“役”のイメージって明確なんです。
それは初演時のオリジナル・キャスト。
作品の質的にも、オリジナルキャストが最高峰。
トニー賞の対象も初演時のキャストです。

 

じゃあ、『CHICAGO』のキャストのイメージってどうなのか。

映画版をご覧になった方は、ヴェルマ=キャサリン・ゼタージョーンズ、ロキシー=レニー・ゼルウィガーという図式ができてると思います。

 

 

ヴェルマ=黒髪のショートボブ、ロキシー=金髪の巻き毛、ですよね。

舞台版でも主人公2人の髪色は、わたしの知る限り、いずれかが金髪、いずれかがダークヘアの組み合わせ。
今回は、『マッサン』では金髪だったシャーロット・ケイト・フォックスが、赤毛でロキシーを演じました。
ヴェルマは、金髪のアムラ・フェイ、ライト。

 

 

宣伝用のポスターではブロンドのシャーロットですが、舞台では赤毛。

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そもそも初演版のロキシー=グウェン・バードン(演出したボブ・フォッシーの妻。彼女のために書き下ろされた作品)が金髪。
ヴェルマ=チタ・リヴェラ(映画版でロキシーが投獄されて最初に言葉を交わす囚人の役でカメオ出演)が黒髪。

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再演版のオリジナルでは、ハイライトの入ったブルネットのロキシー=アン・ラインキングに、黒髪ヴェルマ=ベベ・ニューワース。

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ロンドン版の初演は黒髪ロキシー=ルーシー・ヘンシャル、金髪ヴェルマ=ウテ・レンパー。

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例外はクリスティ・ブリンクリー(スーパーモデル)とアムラ・フェイ・ライトのときで、どちらも金髪でした。
が、クリスティは濃いブロンドで長めの巻き毛、アムラは白に近いプラチナブロンドで、ツンツンのショートヘア。
曲線と直線の対比が見てすぐわかります。

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米倉涼子の相手役は、今回来日したアムラ・フェイ・ライト。

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再演版でロキシーを演じ、振付を担当したアン・ラインキングは、

「ロキシーはグエン・バードンが、ヴェルマはチタ・リヴェラがつくった役」

と答えてます
(だから、再演版でロキシーを演じるのは、すごいプレッシャーだったと)。

映画版の金髪ロキシー、黒髪ヴェルマは、初演版へのリスペクトかもしれません。

 

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さて、ユニットを組んだり、コラボをするときも、見ためでキャラの違いが際だった相手と組むことは、とても意味があります。
役割分担がわかりやすいからです。
相互補完になるだけでなく、相乗効果も期待できます。

 

今年は2度、コラボをしました。
自分の領域と違う人と組めば、自分も学べます。

 

コラボは1+1=2ではなく、1×1=3以上なんです。

 

来年もいいコラボができればと思います。
パートナー、募集中。

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。