スタイリングからクリエイティブまで、あなたの強みを“見える化”する、
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

今年ももう残り1ヶ月とちょっと。
早いですね。

・・・てなことを毎年言ってる気がしますが。

 

年末になるとパーティが増えます。
ホテルのレストランが会場だとドレスコードがあって、『スマートカジュアル』とか“Sophisticated elegant attire”などと書かれていたりします。

 

インターコンチネンタル大阪のフレンチレストラン『ピエール』のドレスコードはスマートカジュアル。 http://www.icosaka.com/restaurant/pierre.php

 

ホテルやレストラン、結婚式場などが“ドレスコード”を設けているということは。

 

「こういう格好で来てくださいね」

 

という意味ですね。
裏を返せば、

「そうでない場合は、入店をお断りすることがございます」

日本ではあまり見ませんが、海外だと黒服のスタッフがおもむろに近づいてきて「お客さま、その格好では・・・」というの、見たことがあります。

お店がドレスコードを設けるのは、ブランドを守るため。
お客さまもその店になんらかの期待をしているわけですし、つねにそれが提供されると信頼を寄せている。
それに応えるためのルールです。
パーティや食事となると、そこそこの時間を参加者どうしで共有するわけですから、その基準をあらかじめ知っておくと、客側も場違いな思いをしなくてすむ利点もあるわけです。

 

 

“スマートカジュアル”といっても、お店によってかなり定義があいまいです。
カジュアルでいいけど、“スマート”にね、ということですが。
google先生いわく。

こざっぱりして、しゃれているさま。
粋(いき)。
態度が洗練されているさま。

ここでいう“スマート”は“ヤセてる”って意味じゃありません。
ルールとかコードといわれると、無難に、目立たなく、失敗しないように、と考えてしまうのがマジメな日本人気質。
でも、無難に、目立たなく、失敗しない—ことを期待されてるわけじゃないんですよね。

 

ぶっちゃけ、ふつうのデニムのジャケパンがラフすぎるのはわかるとして。
最近はデニムに見えないデニムもあるので、全体の統一感がとれていて上品にまとまっていることがポイント。

 

リッツカールトン大阪の『ラ・べ』http://www.ritzcarlton.com/en/Properties/Osaka/Dining/LaBaie/Default.htm

 

リッツ・カールトン大阪のメインダイニング“ラ・べ”の“Sophisticated elegant attire”は、いわゆる「よそ行き」ですね。
よそ行きなんて死語かもしれませんが。

つづけて、
男性のTシャツ、ポロシャツ、スウェットシャツ、ショートパンツとサンダルがNGだと書いてあります。

 

 

じつは、ドレスコードって男性の装いが基準なんです。
いちばんイメージしやすいのが、夜の正礼装。
男性のドレスコードが“タキシード”または“ブラックタイ”なら、女性はロング丈のイブニングドレス、みたいな。

なので、カップルで出席する場合はお互いの装いのバランスをよく考えてくださいね。

 

ウインブルドンの会員に向けたドレスコードが発表されたときの英デイリーメール紙の記事。「男性はラウンジスーツやテーラードジャケット、シャツ、ネクタイ、パンツ、ドレスシューズ。女性もそれに準じる」—男性の装いが基準になる。これならラ・べでもピエールでも大丈夫。 http://www.dailymail.co.uk/news/article-2163443

 

余談ですが、経験上、男性がおしゃれすると、そのコミュニティのおしゃれレベルがぐっと上がるんです。

たとえば、社交ダンスとかアルゼンチンタンゴのサークルなんかに、それこそスマートカジュアルが板についたおしゃれな紳士がひとりいると、次のレッスンから女性もどんどん洗練されていきます。

これ、逆はありません。

 

ちなみにフォーマルな席上、もっとも簡単にドレスコードをパスする方法が、各国民族衣装。
日本人には着物がありますね。

海外のレッドカーペットに日本の女優さんが登場するとき、「着物を着ればいいのに!」という意見があります。
着物に限らないのですが、作品にちなんで民族衣装をあえて選ぶのでなければ「あ、考えるのがメンドクサかったのかなー」とかつい穿った見かたをしちゃいます。

 

 

11月のファッション・ランチョンは映画に学ぶドレスアップ特集。
スマートカジュアルについてもお話します。
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では、本日もアドバンストな一日を。

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。