ここで悪いニュースをお知らせしておこう。
プレゼンテーションであなたはスティーブ・ジョブズと比べられる。
スライドショーとは専門用語を満載した単調であきあきするものであるのが普通だったが、ジョブズの登場により、それが、ヒーローに悪玉、脇役、それにすばらしい背景までそろった演劇へと変化した。
—カーマイン・ガロ(『スティーブ・ジョブズ驚異のプレゼン』より)

 

 

こんにちは。
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

  「1秒で伝わる」プレゼン資料のつくりかた(1)

 

 

なぜ、1秒で伝えなければならないか

じっくり読まなければわからない資料なら、受講者やクライアントは、あなたの話を聞かないからです。

 

それじゃ意味ないですよね。
資料は資料。
あなたが話すことを補強するものです。

 

たとえばこういうスライドは、「ネタバレ」といいます。

 

ここまでぎっしり文字が入ったものは少なくはなりましたが。

 

これから言わんとすることが、全部書いてあるんですね。
文字いっぱいなので、受講者は読むことに意識が向いて、講師やプレゼンターの話からはなれてしまいます。

 

読み終わった頃には、「あれ、なんの話をしてたのかな」と混乱することも。

 

そうならないためにも1シート1メッセージが原則です。

 

見てすぐわかること。
1秒で理解できれば、講師の話に集中したままでいられます。

だから、見ただけでわかる工夫が必要なんです。

 

 

4)ぼかしを使う
人物の顔を出したくない場合、♡などを重ねる方法があります。
かわいい感じのブログや資料にはいいのですが、クールなものには合いません。
その場合は「アート効果」のぼかしを使うと、こんな感じになります。

 



 

5)文字や記号をのせる
説明図などでは、見てほしいところを←で示したり、◯で囲んだり、数字を入れます。
これも写真の上から図形でカンタンに加工できます。

パワポはデフォルトだと線や図形に影が入ります。
特別な狙いがない限り、外しておいたほうが見やすい仕上がりになります。

 

 

吹き出しは「図形」の中にいろいろなパターンのものがあります。

 

 

6)画像を重ねる
パワポではカンタンに写真や図形を透明化できます。
写真を複数重ねてオリジナルのイメージをつくってみましょう。
心理描写やアーティスティックな表現ができます。
必要に応じて試してみてください。

 

 

画像を重ねて「透明」にすると、ビューティ系のオリジナルのイメージ画像もカンタンにつくれます。

 

 

7)画面全体の背景にする
画像は大きく使ったほうが迫力があります。
図やチャート、文章
の背景に使うと、意図を与えられます。

 

スマートアートを使うと、カンタンに各種チャートがつくれます。カラフルになりすぎないよう、写真は透明にします。写真の中の1色とチャートの色が合っていれば、うるさくなりません。チャートは話の進行に合わせて、アニメーションでひとつずつ出すと受講者を置いてきぼりにしません。

 

 

これらの作業は、以前はPhotoshopなどの画像を処理専用ソフトで加工しました。
高価なうえに使いこなすには学習と経験が必要でした。
最近は、1)〜7)はすべて、パワーポイント上で操作が可能です。

 

ありものの写真をただ貼りつけるだけでなく、ひと手間かけることで、メッセージがより伝わりやすくなります。
ここでご紹介した方法は、ブログの画像にも使えます。

最後に誤解のないように、これだけは言わせてください。

 

画像を工夫するのは、意図を伝えるためです。
つまり、コンセプトを“視覚的に”理解してもらうため。

 

スライドをつくるのが目的ではありません。

コンセプトに沿った画像がつくれると、ストーリーもどんどん固まり、コンセプトも明確になります。
人馬一体じゃないけど、人画一体がプレゼンの理想型だと感じます。

 

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。