あなたは彼女のところへ
わたしは黒、黒、黒・・・
真っ黒い闇のなかに戻っていく
―エイミー・ワインハウス
(Back to Black)

 

 

こんにちは。
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

 

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黒が似合わない理由ははっきりしています。
色の強さに負けるんです。

 

黒はすべての色のなかで、もっとも強い色。

 

物体色としては光の反射率が0、すべての波長を吸収する色です。
理論上、色料の三原色を混ぜると、黒になります。
ざっくりいうと、色(色料)がぜーんぶ混ざると黒になるわけですね。

 

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肌に対する色の見えかたは同化現象でした。
なので、顔映りというか、肌映えからいって、黒を着て肌が白く見えることはありません。

肌を白く見せたいなら、断然、
これは撮影のレフ板効果を考えれば明らかですね。

また、色から想起するイメージからは、

 

スタイリッシュ、クール、プロフェッショナル、高級感、格調、モダン、威厳

 

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といったプラス面もひじょうに大きいのですが、反面、

 

闇、絶望、死、悪、恐怖、抑圧、圧迫感

 

といったマイナス面もほかの色の追随を許さない強力なメンツが揃っています。

 

つまり、黒のプラス面をうまく活用したいなら、黒が潜在的にもっているマイナス面を打ち消すだけの、強いパワーを内面に備えている必要があります。

 

つまり、
明るく前向きなエネルギーがあるから、黒をシックでカッコよく着こなせるんですね。

黒を着るときは、ぜひテンションを上げてください。

 

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逆にいえば、気分が落ちているときには黒を着ないように。

 


もし、

 

「わたしって、人と打ち解けるのが苦手で」
「失敗しても、フォローしてもらえない。
むしろ、あなたならこのくらい楽勝でしょって思われてる」
「困っていても、声をかけてもらえないんです」

 

と思ってたら、黒の“孤高”で“プロ”で“威厳”のあるイメージが、はからずも人を遠ざけているのかも・・・

心あたりがある方は、ちょっと疑ってみてください。

 

 

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黒には相手を引き立てる意味もあるので、わたしの場合、スタイリストとしてお客さまに帯同したり、スタッフとして参加するイベントなどには黒を着ます。

でも、内面的なテンション(おもに職業的な緊張感ですが)はめっちゃ上げてるんです!

 

反面、経験不足やスキル不足を黒で補う発想も、あながち間違いではありません。
黒には、みずからの存在を消しながらも、静かに主張できるパワーもあるからです。

 

そこが魅力ではあるのですが、安住してしまうと、クローゼット真っ黒症候群に陥ることも・・・
「黒なら安心」がいつのまにか「黒以外は不安」で、ほかの色に手が出せなくなってしまうんですね。

 

以前、JPCAの井上理事長がクローゼット診断に伺ったお宅で、所持品がすべて黒(例外はロゴ入りのカットソー3着だけ・・・ただし黒地)だったことがあるそうです。

 

この方ほどでなくても、8割くらいを黒が占める方は珍しくありません。
残りの2割も、白とグレーとか・・・

 

黒をうまく着こなしたいならなおのこと、ほかの色も試してみてください。
まずは小物や手持ちの服に合わせやすいトップスが取り入れやすいでしょう。
色のあるものを取り入れることで、心理的にどんな変化があるかを感じてみてください。

日常的に黒をよく着る人が、明るい色を着るようになると、まわりの見る目も変わります。
色は感情にはたらきかける力があり、着る人だけでなく相手にも影響を及ぼします。
ほめられた色、反応があった色をぜひ覚えておいてください。

 

 

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とくに人前に立つ方は、どんな色を着るとテンションが上がるか知っておくと、とても役に立ちます。

プレゼンや登壇の際には、その色を着て心のスイッチを入れましょう。

 

いつもその色を身につけて登壇するようになれば、それがあなたのイメージカラーにもなるでしょう。
そう、“ブランディング”ができるんです。

 

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知らず知らずのうちに色に感情を左右されるのではなく、自覚的に使いこなせるようになりたいもの。

色の強さに負けないポジティブなパワーで、黒を攻撃的に着こなしてくださいね。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

 

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。