ギャツビーは一山のシャツを手にとって、
それを僕らの前にひとつひとつ投げていった。
薄いリネンのシャツ、分厚いシルクの
細やかなフランネルのシャツ、
きれいに畳まれていたそれらのシャツは、
投げられるとほどけて、
テーブルの上に色とりどりに乱れた。
(中略)
 「なんて美しいシャツでしょう」と
彼女は涙ながらに言った。
その声は厚く重なった布地の中で
くぐもっていた。
「だって私―こんなにも素敵なシャツを、
今まで一度も目にしたことがなかった。
それでなんだか急に悲しくなってしまったのよ」
―スコット・フィッツジェラルド
(『グレート・ギャツビー』より、村上春樹訳)

 

 

こんにちは。
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

ここまでを振り返ってみます。

 

なぜ、ワイシャツの下に
アンダーシャツを着るのか。

 

1. 汗でベタベタするのを防ぐ。
2. 汗染みを防ぐ。
3. 乳首が透けるのを防ぐ。
4. 体毛を隠す。

 

これまでは、アンダーウェアを着る前提で
話を進めてきました。
ここからは着ない前提で話します。
3つめの方向は、
透ける状況をつくらないことです。

 

 

1. 以外は、本人よりむしろ、
周囲への気遣いの現れですよね。
じゃあ、1.の解決策としては、

 

替えのシャツを用意する

ことです。

 

汗の匂いは乾いた布地から発散されます。
ベタつきが気になれば
その時点で着替えれば気持ちもいいし、
清潔感も保てます。
お勤めの方なら、事務所に必ず、
替えのシャツを常備しておくのも一案です。

 

streetlyrics0 / Pixabay

 

2.3.4.について共通の対策としては、
透けにくい素材のシャツを着ることです。

たとえば、ワイシャツ仕立てのニットシャツ、
ビズポロシャツは、インナーなしで着られるように
素材を開発をしています。

シャツ工房は、
コンフォートメッシュといって
メッシュ素材のインナー付きシャツを
出しています。
柄物が多いけど、
白のワイシャツタイプもあります。

 

糸の番手(太さ)の種類

 

なぜ透けるかというと、
ワイシャツに使用されている
糸が細いからです。
細い糸のほう(番手の数が多いもの)が
光沢があって高級感があります。
厚い生地は透けにくくなりますが、
光沢はなくなります。
高級生地は細い糸を2本絡ませて織っています。
光沢があって軽いのに、
スケスケでペラペラじゃない。
なので、おしゃれな方は、
高級生地でシャツをオーダーされるのでしょう。

いや、オーダーまではちょっと・・・という方でも、
すぐできるチェックポイントがサイズ合わせ。

 

これはアメリカ人の友人に以前聞いた話。
彼は立派な胸毛があるんですが、
あの胸毛がシャツとの間のクッションになって、
乳首の“透け”や“浮き”を
防いでいると思う、とのこと。

 

それって天然のアンダーウェアなのね、
とそのときは笑っていたんですが。

 

洋服はサイズが命、
ジャストサイズが基本ではありますが、
夏用のワイシャツは
適度な余裕があるものを。

 

SplitShire / Pixabay

 

これは、肌着を着ても
“透け”や“浮き”が気になる方も同様です。

細身のシャツや
ぴったりしたアンダーウェアを選んでいませんか。

 

あるいは最近、太ったとか・・・

 

いつもの服の着心地や着た感じで
体型管理をするのは、
経営者の方やセミナー講師のように
人前に立つ方にとって
ダイエットよりたいせつな心がけです。

 

クールビズが導入されて10年、
男性のビジネススタイルは
転換点を迎えているような気がします。
背広を着ていればよかった時代は終わった、
ということです。

個人的には、
クールビズをひとつのきっかけにして、
みために快適で、
環境にやさしい、
人にもやさしい、
デキる、おしゃれな男性が増えてくれることを願います。

 

ところで、シャツといえば冒頭にあげた『グレート・ギャツビー』のクローゼットのシーンを思い出します。

豪華なクローゼットは感涙もの。

映画を観る機会があれば、注意してご覧になってみてくださいね。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。