表面をつくるということは内部を改良する一種の方法である。
—夏目 漱石

 

=information=
8月7日(金)に第3回ファッション・ランチョンを開催します。
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こんにちは。
アドバンスト・スタイリストのやまだみゆきです。

 

 

より伝わるセミナーのために、工夫したいツールのひとつが“色”です。

 

色が与える効果の重要性については、こちらの記事もご参考に。

 

Googleも注目:ビジネスにおける「色」の重要性

 

色になぜそれだけのアピール力があるかというと、人の感情に作用するからです。

 

人間の感情作用には2種類あります。

 

ひとつは“固有感情”
これは人間の生理的・感覚的な性質に由来する、ほとんどの人に共通する感情です。

たとえば、青と赤を比べると、青は冷たく、赤は温かく感じる。

青は空や水を、赤は炎を連想するといったことです。

客観的に評価できる感情といえます。

 

 

もうひとつは“表現感情”

こちらは好き嫌い、きれい汚いのようにひとりひとりの感受性や情緒といった評価の基準が主観による感情のことです。

 

たとえば好きなひとにほめられたから、特定の色を好きになったり、嫌いなひとがよく着ていた服の色だから苦手な色になるといったことはよくあります。
個人的な体験に由来する感情です。

 

こうした感情の作用をうまく活用するとメッセージが伝わりやすくなります。

 

 

セミナーの場合は、1対多ですから、最低限、“固有感情”は押さえておくべきです。

 

まずは色相—。
赤や青、緑といった色みがもつ、プラスとマイナスの面を一覧にしたのが下の表です
(クリックすると拡大します)。

 

色のイメージ

 

また色にはトーンがあります。
色の濃さや暗さ、鮮やかさや穏やかさといった調子の違いですね。
たとえば赤という色みもビビッドレッドとダークレッドでは印象がかなり変わります。
やや大ざっぱですが、これも一覧にしてみました(クリックすると拡大します)。

 

トーンのイメージ

 

たとえば、ダークレッドなら、赤という色みのもつ固有のイメージとダークトーンという色の調子がもつイメージが掛けあわさるわけですね。
たとえば、リーダーシップを印象づけたいが、落ち着きもほしい場合は、ビビッドレッドより、ディープレッドやダークレッドのほうがメッセージが伝わりやすくなるわけです。
こんな感じ。

 

 

wine

男性ならネクタイなどにおすすめの色です。

 

こうした色の感情作用を覚えておくと、イメージカラーとして活用できることがおわかりでしょうか。

たとえば、洋服の色だけではなく、ネクタイやアクセサリー、バッグなど小物の色として活用できます。

 

また、セミナーでパワーポイントなどのスライドを使用する場合、タイトルイメージや“テーマ”の色として使えます。

ロゴやマーク、シンボルにも使えるし、名刺やレターヘッド会社案内などペーパーツール、ブログやホームページにも使えます。

 

こうするとあなたご自身が選んだ色は、洋服や身につけるものだけでなく、セミナーのスライドから仕事に関係するものまで、人目に触れるものはすべて、イメージに一貫性をもたらすわけです。

 

またまた本人事例で申し訳ないのですが、わたしがセミコンとSKYの卒業発表で使ったスライドのタイトルがこれです。

 

最終的に微調整しましたが、全体的なイメージはこんな感じ。

 

このビジュアルのドレスで登壇しました。

 

miyuki-san

 

わたし自身のイメージカラーは、モノトーンと赤。

赤を選んだのは、ファッションについて、エネルギッシュでポジティブなイメージを持っていただきたいからです。

 

黒はプロフェッショナルのイメージもあるのですが、色をテーマにお話することが多いので、ほかの色を引き立てるために自分は黒子に徹する、という気持ちもこめています。

 

 

赤×黒はとても強烈な配色です。そこで中和させる狙いもあって、白を多用しています。

 

わたしは正統派ではないので、セミナーではきっちりしたスーツより、ちょっとヒネリのあるデザインのあるもの、またはアンサンブルやドレスを選ぶことが多いです。

ブランチ会などトレンドがメインの場合や特別なテーマを設けてお話するとき以外、セミナーで身につけるのは、基本的にイメージカラーである黒か白か赤。
またはそれらの組み合わせです。

 

まだ完成していませんが、おおむね輪郭はできてきました。

 

ホームページ、ブログ、名刺、自分クレドのデザインも統一しています。

 

 

たとえば、正統派のスピーチコンサルタントの矢野香さんもいつもネイビーに白のトリミングの銀座マギーのスーツです。
このスーツを何着もお持ちなのだそうです。

セミナーのテーマが同じであれば、着るものが同じでいいのです。

 

でも、ファッションの場合、制服のように同じスタイルになってしてしまうと、“おしゃれの楽しみ”が伝わらなくなります。

なので、洋服のデザインは変えても、色に関しては統一感をもたせるようにしています。

 

ファッションやメイク、マナーやシェイプアップなど、女性の美にかかわるテーマをお話される場合、セミナーの内容と装いがリンクしている必要があります。

 

「色づかいは3色まで」

 

と説明しておきながら、カラフルなプリントを着ていたら説得力がありませんよね。

 

装いはメッセージです。

 

お手本を示す立場として、受講生の方から、

「きょうはどんなスタイルなのかな」

と楽しみにしていただくことが、張り合いになるといいですね。

 

では、本日もアドバンストな一日を。

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。