服は内面に響く力を持っています。
若い方へのそれとは異なり、
その影響力は創造以上に大きなものです。
—石田 純子
(『年を重ねてこそ、もっと楽しむ 大人服おしゃれセオリー』より) 

 

 

こんにちは。
ファッション・プランナー/スタイリング・カウンセラー®の
やまだみゆきです。

 

おもに50代以上の女性を対象にした
『大人のおしゃれバイブル』シリーズが
大人気のスタイリスト、石田純子さんの最新刊です。

シリーズ累計20万部は、
「なかなか売れない」ファッション関連本では
脅威の売れ行きといっていいレベル。

 

近頃は、“おしゃれシニア”“おしゃれマダム”が
検索キーワードの上位になるほど、
マチュア世代のファッションが注目されています。

ただ、映画にもなったおしゃれマダムたちは、
もともとアーティストだったり、
アパレル関係者だったりと、
筋金入りのファッショニスタ。
あそこまで飛び抜けた世界観を実現できるのは、
彼女たちをとりまく環境やセンスと行動力、
いまに至るまでの歴史があるからこそ。

 

もっとさりげなく、なにげなく、
おしゃれを楽しみたいふつうのひとたちに
参考にしていただきたいのが
石田純子さんや横森美奈子さんの本です。

 

ふつうのひとのふつうの暮らしに役立つからといって、
無難なコーディネートは紹介されていません。

 

石田さんや横森さんのスタイリングに共通しているのは、
マチュア世代特有の加齢による
外見と心の変化をよく知ったうえで、
カバーするところはしながら、
「こうありたい」「こうなりたい」
憧れ部分もフォローしていることです。

それは石田さん59歳、横森さん65歳と、
ご自身もマチュア世代の心身がわかるからでしょう。

原色の服や大きなアクセサリーを
たくさんつけなくても
おしゃれマダムになれるんです。

 

石田さんは、体型や肌、髪など加齢による変化を
おしゃれをあきらめる要因にするのではなく、
制約が加わることで
自分のスタイルが見つけやすくなると
とらえてほしいと言います。

 

わたしの母も昭和ヒトケタうまれ。
母の外出前にファッションチェックをしていて感じるのは、
体型や肌、髪など外見上の変化は、
本人が思っているほど大きな制約にはならないことです。

それよりも“あきらめ”や“思い込み”による
とらわれを解放することのほうが大事だし、
難しいんです。

 

本の後半に、昭和前期世代特有の着かたを
今ふうの“こなれた”着こなしに変えていく
検証のページがあります。

 

服のボタンをすべてとめる、
パンツやスカートをウエスト位置ではく、
パンツすそや袖口をきっちり折り返す・・・

 

まさに、昭和ヒトケタ「あるある」。
わたしも母の服のボタンをせっせと外し、
くしゅっとロールアップしているので・・・

たったそれだけのことで今ふうになるのに。
きゅっとすそを引っ張って着るより、
ブラウジングしたほうがラク・・・
おしゃれに見えるだけでなく、
着心地もいいことはマチュア世代には必須です。

石田さんの本がよく売れているのは、
対象となっている世代が自分のために買うだけでなく、
「おしゃれになってほしい」
との願いをこめて、
娘さんからプレゼントされているからでもあると思います。

上品で、若々しく、
年を重ねることは
人生に豊かさと味わいが加わることだと、
着こなしを通して教えてくれる1冊です。

 

 

余談だけど、
この本に出てくる“昭和ルック”って単語をみて、
先日のAKB48総選挙に
昭和うまれが一人しかいなかったとことを
思い出しました。

昭和は遠くなりにけり・・・

 

いまがあるのは、親世代も含む、
わたしたち昭和うまれが
がんばって生きてきたからですよ。

 

平成も、ますます
ステキに生きましょう!

 

では、本日もアドバンストな一日を。

 

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miyuqui yamada

講師、講演家、コンサルタントなど人前に立つ人の外見と内面を装いでイメージアップする専門家。 34年間クリエイティブ業界において、アパレル、化粧品、流通大手企業をクライアントに、広告制作・販促・編集企画のディレクターとして、数百回のプレゼンと2500名以上の成功者の取材・寄稿に関わり、「勝つ人」「成功する人」の外見に興味を持つ。92〜95年、外資系化粧品会社にて2000名以上の女性にメイクとファッションのセミナーを実施。2014年STYLE&PLAN設立。自身のプレゼン、講師経験をもとに衣装を担当したクライアントがセミナー講師コンテスト入賞・優勝を続々と果たす。その勝率は8割。「セミナー講師、服装」の検索においてはGoogle検索1位。